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法王献立や法王巡礼路が観光商品化 経済的波及効果も急上昇

法王献立や法王巡礼路が観光商品化 経済的波及効果も急上昇

Posted August. 19, 2014 03:43,   

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17日、大田中区(テジョン・チュング)テジョン路にあるベーカリー「聖心堂(ソンシムダン)」。カウンターの後ろに20〜30メートルの行列ができていた。聖心堂がフランシスコ法王にイタリアのパンである「チャバタ」を供したことが報道され、顧客でごった返していたのだ。法王が来韓した14日から同日まで聖心堂の売上げは約1割上昇した。同店のク・ジュンソク次長は「法王にパンを提供させて頂いたことだけでも大変光栄に思っている」とし、「チャバタに対する別途のマーケティングを行わず、普段通りに販売している」と述べた。

フランシスコ法王の人気が高まるにつれ、法王が来韓中に訪れた場所や食べ物などの経済的な波及効果も上昇している。ただ関連業者や機関は、素朴さを強調し物質主義を警戒する法王の意思を尊重し、積極的なマーケティングは控えている。

法王に「153フィッシャーマン(Fisherman)」を提供した文具メーカーのモナミにも、ボールペン購入に関する問合せが16日と17日の2日間で約100通も殺到した。このボールペンは宝石工芸専門家のソン・グァンス名工が純銀とセラミックで手作業し、ボールペンの外観を飾っている。しかしモナミ社はこのボールペンを販売していない。同社の関係者は「モナミの153ボールペンは『ペテロはイエス様が指示されたところで153匹の魚を引き上げたが、網は破れなかった』というヨハネの福音書の内容に基づいて作られたものだ」とし、「法王に捧げる目的で制作されただけに、別途販売は考えていない」と話した。

法王の訪問先を観光商品化しようとする動きもある。忠清南道(チュンチョンナムド)は法王が訪問した唐津市(タンジンシ)ソルメ聖地や瑞山市(ソサンシ)海美(ヘミ)邑城などの88.1キロの区間を巡礼路に造成し、「韓国のサンティアゴ巡礼路」として育成する計画だ。このため忠清南道は民間の旅行会社との協業の下、主な地域と連携した日帰り、一泊二日、二泊三日などの商品を開発して、来月25日から販売するという。全国民の9割以上がカトリック教の信徒であるフィリピンの旅行会社も誘致して、国際的な名所に成長させたいという意気込みだ。瑞山市も法王が食べた6片のにんにくの入った韓国牛のロース焼きなどの献立を「法王献立」として商品化する計画だ