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「古い野党」は消せ…再補欠選挙後の「韓国政治の道」

「古い野党」は消せ…再補欠選挙後の「韓国政治の道」

Posted August. 02, 2014 03:06,   

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7・30再補欠選挙は、「今後の韓国政治はどこに向かうべきか」という根本的な質問を、政治圏に投げかけている。「11対4」。再補欠選挙の成績は、与党セヌリ党の勝利となったが、野党の新政治民主連合への激しい失望感への反射利益に過ぎないことであり、セヌリ党が歓声を上げることではない。

東亜(トンア)日報は1日、政治学者や専門家10人に、今回の再補欠選挙の意味合いやこれを基に、与野党が進むべき道について尋ねた。まず、彼らは、惨敗を喫した新政治連合には、「これまでの古い枠組みを壊すべきだ」と要求した。国民に責任ある「代案政党だ」という信頼を与えるべきだという。

安哲秀(アン・チョルス)前共同代表側と民主党が統合した新政治連合は、「新政治」を高らかに掲げた。しかし、いざ、「新政治」は空虚なものだった。国民は新政治がなんなのか肌で感じることができず、派閥間対立など、これまでの問題点は、戦略公認の波紋の中で、そのまま繰り返されたという指摘だ。西江(ソガン)大学政治外交学科の李賢雨(イ・ヒョンウ)教授は、「新政治連合の場合、国民に示すアイデンティティが無かった」とし、「自分らが持っているアイデンティティが無かったため、与党への不満に取って代われるだけの代案的政党として認められなかった」と分析した。キム・デヒ社会デザイン研究所長は、「野党が街頭デモ隊の情緒にしたがって動いたため、国民の目には、責任ある国政運営勢力とは映らなかった」と指摘した。

常に「国民の声」を強調する新政治連合が、いざ、国民の声に耳を傾けなかったという苦言も出ている。新政治連合国会党代表会議室には、「このままではだめです。国民が警告してください」というスローガンが掛けられているが、国民が真に願うことがなんなのか、読めなかったという意味だ。

セヌリ党も民心の「鞭打ち」を冷静に読まなければならない。選挙の結果に自慢せず、湖南(ホナム)で地域主義の壁を崩す意義深い勝利を挙げた李貞鉉(イ・ジョンヒョン)議員のように、「真剣さ」を示す第2、第3の李貞鉉を引き続き補足しなければならない。龍仁(ヨンイン)大学のチェ・チャンリョル教授は、「セヌリ党が勝利したからといって、『旅客船・セウォル号の問題をこのまま放置してもいい』というふうに読み間違っては困る」と指摘し、尹平重(ユン・ピョンジュン)教授は、「李議員が示した真剣さに、韓国政治の正解がある」と強調した。