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中国重慶市に年産225万台ライン、現代自動車が工場建設の覚書締結

中国重慶市に年産225万台ライン、現代自動車が工場建設の覚書締結

Posted March. 27, 2014 03:03,   

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現代(ヒョンデ)自動車中国現地法人の北京現代車が27日、重慶市と、中国第4工場の建設に向けた戦略的合弁基本合意書を交わす。同行事は当初、先月26日行われる予定だったが、中国政府の都合で、1ヵ月ぐらい延期されてきた。

現代車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は26日、重慶市との基本合意書の締結に向け、金浦(キムポ)空港から専用機を利用して、中国に向け出国した。締結式には、鄭会長や重慶市の孫政才書記など、双方の関係者100人あまりが出席する予定だ。

合意書には、「現代車グループが第4工場の建設地として、重慶を優先的に考慮し、重慶市はこれを積極的に支援する」という内容が盛り込まれる見通しだ。現代車はただ、重慶が、第4工場の敷地として確定するためには、中国政府内部の意思決定の過程が残っていると説明した。

現代車が、重慶に第4工場の建設を決めたのは、中国政府が西部内陸地域の経済成長政策を強力に進めている上、該当地域の自動車市場が大幅に成長するものと見られるからだ。陝西省西安や四川省成都など、現代車工場の誘致に向け、持続的に「ラブコール」を送ってきたが、現代車は地理的利点を考慮し、結局、重慶を最終的に決めた。

中国中西部地域での唯一の直轄市である重慶市は、面積8万2000平方メートル(韓国の83%)に3000万人が暮らす巨大都市だ。昨年の地域内総生産(GDP)の成長率は12.3%と、中国全体(7.7%)より高かった。長安フォード自動車、長安スズキ、上海GM五菱など、グローバル自動車ブランドの現地合弁会社が先に進出したため、自動車関連産業のインフラレベルもよいほうだ。

現代車は16年までに、年間生産30万台規模の自動車組み立て工場をここに建設する計画だ。重慶工場が完成すれば、現代車グループは、北京現代車の北京第1〜第3工場(105万台)、東風酇達起亜(キア)車、江蘇省鹽城の第1〜第3工場(74万台)、今年上半期(1〜6月)に完成する予定の四川現代車資陽商用車工場(16万台)を合わせて、中国だけでも年間225万台の自動車を生産できるようになる。

鄭会長は同日、四川現代商用車工場の建設現場を訪れ、進捗状況について直接確認したのに続き、28日は、年明けに完成した起亜車鹽城第3工場も訪問する予定だ。

鄭会長は、「現代・起亜社は、ライバル会社より中国に遅れて進出したが、乗用車市場3位圏のメーカーに成長した」とし、「品質はもとより、商品やブランド、顧客サービスなど、全ての部門で市場の流れを先取りできるよう、果敢な変化や革新に力を入れるべきだ」と強調した。

02年、中国に初めて進出し、昨年まで計826万5000台を販売した現代・起亜車は、今年末の累積販売台数1000万台の突破を期待している。