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北朝鮮、離散家族再会で3日目沈黙 一部で「今度も駄目か」の声も

北朝鮮、離散家族再会で3日目沈黙 一部で「今度も駄目か」の声も

Posted January. 30, 2014 03:21,   

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北朝鮮の無期限の沈黙のため、期待されていた離散家族再会の推進にブレーキがかかった。北朝鮮は、「離散家族再会(来月17日から22日)の準備に向けた南北赤十字実務接触を29日に板門店(パンムンジョム)統一閣で開催」しようという韓国政府の提案(27日)に29日になっても何の反応を示さなかった。政府が計画した実務接触が実現せず、再会行事への支障が避けられなくなった。政府の一部では、「今回も失敗に終わるのではないか」と憂慮する声が出ている。

ただ待つことはできない政府は、29日に北朝鮮に前向きな回答を求める電話通知文を送った。大韓赤十字社総裁の名義で発送された電話通知文で、「北朝鮮側が韓国の離散家族再会の提案を受け入れたにもかかわらず、再会準備に消極的な態度であることは残念だ」と明らかにした。北朝鮮はこの電話通知文を受け取ったが、依然として反応がない。

人道的問題である離散家族の再会は、南北いずれにも先に否定することが重荷となる問題だ。にもかかわらず北朝鮮が返事に時間がかかるのは、それだけ再会のための準備ができていないことを意味するという見方が政府内外から出ている。金正日(キム・ジョンイル)生誕(2月16日)記念に力を総結集しなければならない北朝鮮としては、翌日(17日)に再会を行う余力がないということだ。

政府当局者は、「2010年以降再会が停止し、秋夕(チュソク=旧暦の8月15日)でなく旧正月に行われる異例の再会なので、準備により多くの時間が必要なのかもしれない」と語った。北朝鮮は、再会対象家族を平壌(ピョンヤン)に呼び1ヵ月以上、教育をする。

さらに、張成沢(チャン・ソンテク)氏の突然の処刑とその後の粛清で、韓国とのパイプが減ったことも、再会準備の障害要因になっている可能性もある。ある北朝鮮事情に詳しい消息筋は、「北朝鮮が再会の時期を来月下旬に予定された韓米連合軍事演習の期間と重なるようにして、『再会期間中の軍事演習の一時中止』を主張するかもしれない」と指摘した。

これと関連して、韓国を訪問した米国のグリン・デービス6者協議首席代表は29日、「この60年間、韓半島に平和と安定が続いたのは、いかなる急変事態にも対応できる強力な韓米軍事力があったからだ。防衛目的の韓米軍事演習は続ける」と述べ、北朝鮮の韓米軍事演習中止要求を一蹴した。