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国連、南スーダンに6000人増派・・・国際社会が本格介入

国連、南スーダンに6000人増派・・・国際社会が本格介入

Posted December. 25, 2013 03:25,   

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スーダンから独立して2年で内戦に包まれた南スーダンに米国が海兵隊を派遣し、国連が平和維持軍を増強するなど、国際社会の介入が本格化している。

国連安全保障理事会は24日午後3時に会議を開き、南スーダンに軍事と警察要員約6000人を増強する決議案を採択する。これに先立ち、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は23日、南スーダンに軍事要員5500人と警察要員423人を増派することを要請する書簡を安保理に提出した。潘事務総長は、「全世界が南スーダンを注目している。平和維持軍と民間人に対する攻撃を直ちに中止せよ」と求めた。

安保理は書簡を受け、緊急会議を開催した。安保理理事国は派遣団の増強には時間がかかるため、南スーダン近隣国のコンゴ民主共和国やスーダンなどに配置されている平和維持軍から一部の軍事要員を派遣することを検討している。国連関係者は、「南スーダンの状況が緊迫しており、加盟国の議会承認を待っている状況ではない」と述べた。

南スーダンには、現在民間人約2000人を含め韓国のハンビッ部隊約280人など7000人の平和維持軍と警察要員900人が活動している。安保理の派遣団増強が承認されれば、平和維持軍は1万2500人、警察要員は1300人余りに増える。平和維持軍は、反政府軍が管理下に置いた主要な油田地帯であるユニティ州のパリアンとジョングレイ州の州都ボルなどに投入されるものと見える。

米国は23日、スペインに駐留していた海兵隊と軍用機をアフリカ北東部に配備したことを明らかにした。米国防総省は、「米国民の安全のためにいつでも備えられるよう軍事要員を一部再配備した」とし、「南スーダン国境の内外に配備される軍事力は、海兵隊150人と垂直離着陸輸送機オスプレイなど軍用機10機に増える」と明らかにした。この軍事要員のうち45人は、南スーダン内で公館保護などの任務を遂行しており、残りはアフリカ北東部にあるジブチの米軍基地で待機する計画だ。

英国政府も自国民の避難を支援する航空機を現地に送り、南スーダンの近隣諸国であるケニア、エチオピア、ウガンダ、ジブチ、ナイジェリアなどにも特使を派遣した。国連当局者によると、南スーダンには現在、米国、英国、カナダ、ケニアなど約3000人の外国人がいて、国連基地に避難した難民も約4万5000人にのぼる。

一方、南スーダンの政府軍は、反政府軍勢力が掌握したボル地域を奪還するための大規模な軍事作戦を準備し、この一帯の緊張感が高まっている。反政府軍を率いているマシャール前副大統領は、逮捕された自分の政治同志を釈放するなら、交戦を終わらせるための交渉に入ることができるという立場を明らかにした。しかし政府側は「無条件対話」を求めており、事態の収拾は依然として難しい状態だ。