Go to contents

米軍事用偵察ヘリ30機、5年ぶりに韓国再配備

米軍事用偵察ヘリ30機、5年ぶりに韓国再配備

Posted September. 06, 2013 08:37,   

한국어

来月1日、米陸軍の軍事用偵察ヘリコプター1個大隊(30機)が韓国に再配備されると、国防部が4日、明らかにした。同部隊は2008年に在韓米軍からイラクに派遣され、2009年から米ワシントン州のある基地に駐留していた。

国防部関係者は、「カイオワ(Kiowa・OH−58D)ヘリ30機と380人の兵力が京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)の米軍基地(キャンプ・ハンプリー)に駐留し、有事の際、韓米連合戦力の空中偵察と防護・攻撃任務を遂行する計画だ」と明らかにした。5年ぶりに在韓米軍に再配備される同部隊は、北朝鮮特殊部隊による西海(ソヘ・黄海)の奇襲侵入や西北島嶼への襲撃に備える計画だ。

韓米軍当局は、北朝鮮特殊部隊が空気浮揚艇に乗って、西海上の北方限界線(NLL)以南に侵入し、白翎島(ペクリョンド)など西北島嶼を襲撃するシナリオを憂慮してきた。北朝鮮特殊部隊の海上侵入阻止の任務は、在韓米軍のアパッチ攻撃ヘリ大隊が担う。在韓米軍は、米第2師団でアパッチ・ヘリ3個大隊を運用していたが、2004年にイラク、2009年にアフガニスタンに1個大隊ずつ派遣し、現在は1個大隊だけ運用している。西海地域の対北朝鮮戦力に空白が生じている。

米国防総省は、アパッチ戦力の派遣後、F16戦闘機などを韓国に循環配備し、韓国軍もF5戦闘機と低速攻撃機などを活用した代案を検討したが、力不足という指摘を受けた。特に、昨年北朝鮮が西北島嶼と直線距離で約50キロ離れた黄海南道龍淵郡古岩浦(ファンヘナムド・ヨンヨングン・コアムポ)に新しい空気浮揚艇基地を完工し、西北島嶼の奇襲上陸訓練に力を入れているため、韓米軍当局は「アパッチの空白」をもはや放置できないという判断を下した。