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国際社会の注目の課題になった韓半島問題

国際社会の注目の課題になった韓半島問題

Posted June. 07, 2013 06:07,   

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北朝鮮が6日、韓国政府に開城(ケソン)工業団地正常化を含めた南北間懸案問題を話し合う包括的会談の開催を提案し、7日と8日に開かれる米中首脳会談で韓半島関連問題がどう扱われるかが最大の焦点として浮上した。

世界の主要メディアは、オバマ大統領と習近平・中国国家主席の首脳会談で、北朝鮮核問題をはじめ韓半島問題が主要議題として扱われるだとうとの見通しを伝えたうえで、「国際社会の関心が韓半島に急速に移行している」と一斉に報じた。

英紙フィナンシャル・タイムズは同日付で、「韓半島が韓国戦争の休戦協定60年ぶりに、再び国際社会が注目する中心議題として浮かび上がった」と報じた。韓国戦争後、国際社会の主な関心はベトナム、東欧、中東、アフガニスタンへの移行したが、今回の米中首脳会談を契機に再び韓半島に戻ってきたという。

北朝鮮の電撃的な会談提案は、米中首脳会談を睨んだものだというのが専門家らの共通した見方だ。オバマ大統領と習主席は、韓半島の緊張緩和と韓半島非核化という二つの目標に共通の利害関係を持っているため、南北政府間対話への支持を表明する可能性が高い。

今年に2期目がスタートしたオバマ政権は、韓半島の緊張緩和と対話ムード作りに韓国が主導的役割を果たしてもらいたいと注文した。このため、南北の対話ムードは、こうした米側の要望に応えた形になり、歓迎に値する。習主席が北朝鮮の崔龍海(チェ・リョンヘ)特使との会談で対話の必要性を強調した直後に北朝鮮が対話を提案したもので、中国のメンツを立てる形となった。

だが、今回の南北対話は、米中が求める非核化の出発点になる可能性は高くない。北朝鮮が南北対話と非核化対話とは別個だと一線を画し、韓米離間作戦を行う可能性が高いため、米中首脳会談は南北対話を支持しながらも、同時に北朝鮮に非核化を促す会談になる見通した。南北対話が非核化を話合う対話になることへの期待を強く表明する可能性もある。

一方、5日、習主席がメキシコ訪問中に議会演説で、孔子の教えを伝える論語の言葉から「己所不欲勿施於人」を紹介し、話題を呼んだ。「己の欲せざる所、人に施す勿かれ」という意味の言葉を訪米直前に持ち出したのは興味深い。

「互いに平等に向き合う」ことを意味する「新型大国関係」は、中国が米国に対して一貫して要求してきたことだ。中国は、米国が自国の浮上を押さえつけようと、全方面から圧力をかけていると受け止めている。そのため、米国向けのメッセージとしての性格が強いと解釈する向きもある。すなわち、G2として米国と肩を並べるようになった自国の地位を認めながらも、協力し、時には競争する大国同士の関係作りをアピールしたい思惑が反映されたものだと指摘する声がある。

期待を集めたファーストレディー同士の初顔合わせは流れたと、米紙ニューヨークタイムズが5日付で報じた。ミシェル夫人は、娘の学期が終わっていないため、ワシントンに残ることにしたことをホワイトハウスが明らかにしたという。

注目度の高いファッションアイコンとなっているミシェル夫人と彭麗媛夫人は、大衆の高い支持を集めてきた。ブルキングス研究所中国センターの李成主任は、「両国首脳の会談が、非公式ではあるが、ファーストレディー同士の出会いが流れたため、人々を失望させるだろう」と話した。