グーグルマップで「トクト」入力すれば独島の位置表示

日本の地方自治体の島根県が２４日、「米グーグルの地図サービスに竹島（独島の日本語表記）の韓国住所が消えた」と発表したが、これは事実でないことが分かった。実際は、独島（トクト）の住所がグーグルの地図サービスで消えたわけではなく、検索方法によってお互い違う住所が表示されるようになっている。

米国版グーグル地図（www.maps.google.com）に英文で「dokdo」を入力すると、米国内でdokdoという名称を使う２８ヵ所が検索される。ここには慶尚北道鬱陵島鬱陵邑独島里（キョンサンブクド・ウルルンド・ウルルンウプ・ドクドリ）にある独島は検索されない。これを「dokdo−ri」で検索すると、東海にある独島がきちんと検索される。「７９９−８００鬱陵郡」という住所も以前と同じく表示される。

ただし、米国版グーグルマップで韓国語で「トクト」を入力すると、東海にある独島の位置はきちんと検索されるが、住所欄に「リアンクール岩礁」とのみ表示される。かつて「鬱陵郡７９９−８００」と表示されたのが消えたのだ。

韓国政府はグーグルが、地図サービスで一部の検索語に限るとは言え、独島の住所を削除したことに対して、是正を要求したと発表した。趙泰永（チョ・テヨン）外交通商部報道官は、２５日、定例のブリーフィングで、「独島は大韓民国の固有の領土なので、グーグルの新しい方針を認められないということをはっきり示した。どこで検索しても独島と表記され、政府が付与した住所でなければならないとグーグル側に要請した」と話した。

これに先立ってグーグル側は１８日、サンフランシスコの韓国総領事館を訪れ、「異見がある地域の場合、検索地域別に違う結果が出るようにする。これは数年間の検討の末に決めた方針だ」と説明したと伝えられた。一方、韓国語版グーグル地図は「東海」を「日本海」に表記した。

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