辞退迫られる統進党の２人に議員会館事務室割り当て

統合進歩党（統進党）の全国比例代表で国会議員に当選したが、候補選び選挙での不正が判明し議員職の辞退を迫られている李石基（イ・ソッキ）と金在姸（キム・ジェヨン）両氏に、党執行部が辞退の期限とした２５日を翌日に控えた２４日、国会議員会館の新館５階に事務室が割り当てられた。

４月の総選挙で１３議席を獲得した同党には、新館５階に９室、旧館４階に４室が割り当てられた。同党が２３日に国会事務処に提出した当選者の事務室割り振り資料によると、旧主流派の実力者とされる李氏は新館５０２号に、金氏はその対角線上にある５２３号が割り当てられた。李氏の事務室は、セヌリ党の朴槿恵（パク・グンヘ）前非常対策委員長の事務室（新館６０２号）のすぐ下の階にある。

李氏事務室の左側には党員非常対策委員会報道官の金美希（キム・ミヒ）当選者（５２２号）が、左側には同党院内代表を目指している金先東（キム・ソンドン）議員（５１９号）の事務室が配置された。向かい側の部屋は、党員非常対策委員長の呉秉潤（オ・ビョンユン）当選者（５２１号）が使うことになり、統進党旧主流派の拠点が形成された。非主流派の沈相奵（シム・サンジョン）前代表（５１６号）と魯会燦（ノ・フェチャン）前報道官（５１８号）の事務室も新館５階に割り当てられた。

統進党は２３日、当選者の補佐官らが参加して実施した抽選会で事務所の配置を決めた。党内では「辞退を求められている李、金両氏が事務室配置の抽選に参加したのは不適切だ」と批判する声が出た。

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