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ソウル型保育園、食事の様子をネットで公開

ソウル型保育園、食事の様子をネットで公開

Posted December. 13, 2010 09:36,   

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年明けの1月1日から「ソウル型子どもの家(保育園)」の認証を受けた保育園では、食事の時間にご飯やおかず、食事をする児童の様子を写真で撮り、毎日インターネットに公開する。また父母たちは、月に一度以上、保育園で子どもたちが食事をする様子を直接確かめることができる。

質の低い食事や幼児への暴力など、保育園の保育サービスに対する不満の声が後を立たないなか、ソウル市が12日、改善対策として「ソウル型保育園品質点検強化策」を発表した。

最も注目が集まるのは、給食管理対策。「ソウル型保育園」の認証を受けた施設は、新年1月1日から食事をする場面や給食の内容などをソウル市の保育ポータルサービス(iseoul.seoul.go.kr)の枠内にある当該「子どもの家」サイトに毎日公開しなければならない。アップされた写真は、いつでも閲覧できるよう、1ヵ月間掲載される。

質の低い給食は、保育園の問題点として欠かさず指摘されてきた課題だ。今月初めにもソウル市城東区(ソンドング)にあるソウル型保育園の園長が子どもたちに質の低い食べ物を食べさせては暴力まで振るったという主張が提起され、警察が捜査に乗り出した。とくに、出された3つのおかずの量があまりにも少ないのが問題になった

ソウル市の李チュンジェ保育担当官は、「これまではソウル型保育園に対する保育サービスを強化するよう指導してきたが、改善されなかったので、今回このような決定を下さした」と話した。

しかし写真をネット公開するだけで給食や保育サービスが改善されるかについては、疑問の声もある。李担当官は、「写真公開を『勧告』ではなく『義務』事項として規定する予定だ。強制性を与えるため、写真を一定回数以上の公開しなければソウル型保育園認証を取り消す方策も検討している」と話した。ソウル市は、月に一度、父母を保育園に招いて給食の状態を直接確かめさせる「給食参観制度」も強化策に含ませた。

ソウル市は、今年、ソウル型保育園に公式認定された2592施設のうち、児童虐待や給食問題などが発覚した566施設に対して、△是正命令417施設、△補助金の払い戻し56施設、△運営停止26施設、△資格停止13施設——などの行政処分を下した。このうち、児童虐待や給食不良などの問題が発覚した49の保育園に対しては認証を取り消した。



bsism@donga.com