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「禁忌薬」処方段階で排除

Posted November. 11, 2010 07:11,   

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来月から、併用服用した場合、副作用がある薬や、特定年齢層に使用禁止されている薬などを処方段階で、排除できるようになる。

健康保険審査評価院(審評院)は10日、「医薬品3万8718品目の成分コードが入力された『薬品処方・調剤支援(DUR=Drug Utilization Review)システム』の開発が完了した。来月から、重複・禁忌薬をリアルタイムで確認できるDURシステムが全国で実施される」と明らかにした。

DURシステムは、医師や薬剤師が処方・調剤内容をコンピュータに入力すれば、審評院の中央サーバーに保存された患者の薬品服用記録と比較し、禁忌・重複薬品をすぐに明らかになる。例えば、水虫薬(ケトコナゾール成分)と睡眠剤(トリアゾラム成分)を併用する場合、睡眠効果が倍加されるため、併用処方してはならない。解熱鎮痛剤(アスピリン成分)と消炎鎮痛剤(ケトロラクトロメタミン成分)を併用すれば、胃腸が出血する恐れがある。

併用服用できない併用禁忌の医薬品(437成分)、青少年など特定年齢層に使用してはならない年齢禁忌医薬品(105成分)、妊産婦への使用が禁止されている医薬品(314成分)など、約9000の医薬品が該当する。

DURが全国的に実施されれば、不適切な薬品の服用を防止し、薬の事故を予防し、薬品乱用を減らすことができると期待される。全国の療養機関の併用禁忌または年齢禁忌処方件数は、06年1万1267件から、08年には2万6087件、今年前半は3万5485件と、年平均約2万2000件だ。

審評院は、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)と済州道(チェジュド)で、モデル事業で電算プログラムを開発し、同プログラムを今月末、全国の療養機関に配布する。一部、電算環境が困難な療養機関に対しては、4〜13ヵ月の猶予期間がある。



woohaha@donga.com