最初は、アップルの「iPhone」がスマートフォン市場を総なめする勢いだった。しかし、グーグルが「アンドロイド」というスマートフォンの運営体制(OS)を発売し、風向きが変わった。グーグルは、アンドロイドOS使用のスマートフォン(アンドロイドフォン)で、iPhoneのような様々な機能を使えるようにした。また、携帯電話の製造会社が、アンドロイドOSを無料で使えるよう公開した。すると、世界の携帯電話メーカー各社はグーグル連合群に合流し、アップルは巨大帝国のように、これらの企業と一人で立ち向かわなければならなくなった。
18日、韓国に初の「アンドロイドフォン」が上陸した。米モトローラの「モトロイ」という製品だ。モトローラは昨年末、米国で「ドロイド」や「クリーク」などアンドロイドフォンを発売し、「アイフォンキラー」という異名を得た。モトローラコリアは2月から、SKテレコムを通じ、モトロイを発売する計画だ。携帯電話の価格は約90万ウォンだが、SKテレコムが補助金を支給すれば、アイフォンと同様の20万ウォン台で販売される見込みだ。
アンドロイドフォン陣営の「1番打者」のモトロイを使い、iPhoneと比較した。
●韓国市場を狙うモトロイ
通勤途中、テレビを見る韓国人消費者らにとってiPhoneは、地上波デジタルマルチメディア放送(DMB=日本のワンセグ)を視聴することができず、残念だ。モトロイはDMBはもとより、FMラジオの受診機能まで備えている。
2つの製品は、画面のサイズから異なっている。モトロイ(3.7インチ)は、iPhone(3.5インチ)よりやや細長い。
モトロイは縦=854点、横=480点、iPhoneは縦=480、横=320点の画面を現している。モトロイが、iPhoneより2倍近く鮮明である。まるで、最新のハイビジョンテレビと旧型テレビを見ているような気がする。
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