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中国、14才以下の年齢層、90年からインドに追い越される

中国、14才以下の年齢層、90年からインドに追い越される

Posted November. 27, 2009 09:00,   

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世界最大人口大国である中国に対し、長期的な人口減少への備えが必要であり、「一人っ子政策」も変えなければならないという指摘が出ている。また、潜在的競争国のインドよりも人口が減少し、今後、中国の国家競争力がインドに後れを取るという憂慮も提起された。

国営新華社通信が発行する経済紙「経済参考報」は、中国政府が79年から施行した一人っ子政策により人口増加率が急激に下がり、特に95年からは14才以下の人口が減少していると報じた。

中国の人口増加率は、75年には1.56%で高い方だったが、98年に初めて1%以下に下がり、昨年からは0.5%以下に下がった。将来の人口傾向を表わす14才以下の人口は、95年の3億3400万人をピークに減り始め、昨年は2億5200万人まで減少した。最近、約10年間で24.6%も減少している。

中国の人口は、90年の11億4300万人から05年に13億75万人、昨年には13億2000万人で、依然として増加傾向だ。中国政府が、一人っ子政策を維持する理由もこのためだ。

しかし、14才以下の人口は、すでに19年前の90年からインドに追い越されている。国連人口局の統計によると、90年の中国とインドの14才以下の人口は、それぞれ3億2411万人と3億2641万人だった。このため、中国研究者らは、現在14才以下の年齢層が生産の主力になる15年後には、インドが中国よりも労働人口が多く、中国よりも高い競争力を持つとみている。インドの15〜59才の労働人口は遅くとも、25年には中国を追い抜き、50年には中国よりも2億4400万人多くなることが予想されるという。

清華大学国政研究センターの胡鞍鋼主任は、「中国は、長期的に人口が減少し、急速な高齢化が進み、2つの『人口圧力』を同時に受けることになるだろう。出生政策を『二人っ子政策』に早く変えなければならない」と主張した。国連人口局の推算によると、20年の中国の60才以上の人口は、全体の16.7%、50年には31.1%で、世界平均(21.9%)よりも高い。

一方、同紙は、人口増加にともなう資源不足の憂慮については、「海外から調達すればいいので、大きく問題にはならない」と分析した。



bonhong@donga.com