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優秀な教師そして自律競争…修能成績トップ「光州」の底力

優秀な教師そして自律競争…修能成績トップ「光州」の底力

Posted April. 16, 2009 07:28,   

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大学修学能力試験(日本のセンター試験に該当)の成績がいい地域の力は、優秀な教師、学校・地域間の健全な競争、閉鎖性をなくした自律的な学校運営にあった。15日、韓国教育課程評価院が初めて公開した05〜09学年度修学能力の成績でも、その力は明白に確認された。

5年間の修学能力試験で、最も成績が良かった光州(クァンジュ)は、教師の質を高め、授業環境を改善するため、「教壇先進化事業」を91年から推進してきた。94年、大学入試に修学能力試験が導入される3年前から実施されたのだ。進学情報チームを構成し、進学実績が優れた教師を優遇し、国際教育チームを新設したほか、英語教師間の競争を促し、優秀な教師を支援した。市内の高校に冷暖房完備の施設ができたのも、同事業の一環だ。光州市教育庁の安淳一(アン・スンイル)教育監は、「優秀な教師を確保するための努力が、実を結んだ」とみている。

私立学校の割合が全国最高水準であり、「名門私立高校」の名声を得た学校間の競争が熾烈なことも、もう一つの背景だ。光州地域の高校は、国公立高校11校(23.5%)、私立高校36校(76.5%)で、私立高校の比重が絶対的だ。私立高校のうち、ムンソン高校、ソソク高校、クァンドク高校、コリョ高校、クムホ高校などは同レベルで、名門高校に急浮上している。

地方自治体の中では5年間、最上位の成績を記録した釜山(プサン)広域市の蓮堤(ヨンジェ)区が断然注目を引いた。蓮堤区には、一般高校の蓮堤高校と、イサベル高校、特別目的高校のチャンヨンシル科学高校と釜山外国語高校の4校がある。このうち蓮堤高校は、09学年度に初めて修学能力試験を受けた新設高校だ。08学年度修学能力試験までは、3校のうち2校が、特別目的高校だったわけだ。蓮堤区は、07学年度まで全国の市郡区で1位を記録し、蓮堤高校が合流した09学年度には5位圏に多少ランクを下げた。

京畿道果川市(キョンギド・クァチョンシ)は、果川外国語高校、果川高校、果川中央高校、果川女子高校がある。特別目的高校である外国語高校がある点が、高い成績を維持する理由でもあるが、近隣の安養(アンヤン)から果川地域に実力のある学生が、入って来たことが大きな理由だ。安養から果川に入って来た学生が多い理由は、安養圏には高校が24校あり、学校間の格差が大きいためだ。平準化のため、どの学校に割り当てられるか分からない不安がある。しかし、果川地域の4校は、水準が上位圏で同レベルであるため、どの学校に割り当てられても不満が少ない。京畿道教育庁も、果川への移動を望む学生に限り、区域変更制度を適用している。

郡単位地域の中で、ダントツの成績を見せた長城(チャンソン)郡には、人文系高校が長城高校だけだ。私立学校である長城高校は、全校生の80%が寮生活をする「寄宿型私立高校」だ。06年から自律学校に指定され、全羅南道(チョンラナムド)全域から学生を選抜している。

長城高校は、寮生活をしながら、国語、英語、数学などの科目の授業を集中して行い、優秀な学生を中心に、エリート教育を実施しているため、近隣の木浦(モクポ)や麗水(ヨス)地域の優秀な学生を吸収している。



kky@donga.com kini@donga.com