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[社説]五輪の歓声を越えて

Posted August. 25, 2008 08:29,   

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韓国野球が9戦全勝で米国やキューバ、日本を制して五輪の金メダルを獲得したことについて、日本のマスコミは「ハングリー精神と勝利に向けられた執念、日本に一番足りないことを韓国は持っていた」と分析した。我々は今回の五輪で金メダル10個、総合順位10位を目標に据えていたが、結果は金メダル13個に総合順位7を記録した。1988年ソウル五輪以後、最高の成績だ。何より競泳と野球で世界の高い壁を打ち破ったことによって、韓国スポーツに新しい可能性を切り開いた。

もう五輪の聖火は消えた。今日午後、世宗路の十字路とソウル広場ではメダリストを含め、

約350人の韓国代表選手のための国民パレードが行われる。渾身の力を注ぎ込んだ選手も選手らと一丸となって応援した国民も楽しいのは一緒だ。

四川省大震災やチベット事態、テロの脅威にも関わらず、今回の北京五輪は中国のパワーを世界にアピールするに十分だった。改革・開放を開始して30年ぶりに、中国は五輪を成功裏に開催したことで、世界指導国の一員であることを明確に示した。開幕式が「中華の栄光と復活」を知らせる序曲だったと言えば、昨日の閉幕式は「世界と共存する中華」になることを誓う舞台だった。

中国が米国を抜いて史上初めて総合順位1位を記録したが、世界へ進む中国の勢いはスポーツに限らないだろう。米ニューヨークタイムズはコラムで、「今はスポーツで驚かされたが、これからは芸術、科学、教育、ビジネスなど多様な分野で驚かされるに間違いない。我々はこのような状況に慣れなければならない」と書いた。米経済分析機関のグローバルインサイトは、中国が来年、世界商品生産の17%を占め、米国(16%)を抜いて、製造業トップに躍り出ると予測した。

このような中国の巨大な波が一番先に押し寄せるところは他ならない韓半島だ。韓半島は大陸の終わりであり、海洋の始まりだ。我々は国の力量を総動員して中華の雄飛に備えなければならない。その基調は当然ながら韓米同盟である。確固たる韓米同盟と韓中の「全面的な協力関係」を共に発展させていかねばならない。五輪が終わるや否や、胡錦濤・中国国家主席が今日ソウルを訪問して、韓中首脳会談を行う意味が決して軽くない理由もそこにある。

太極戦士らの五輪競争力を国民統合と先進化の動力に発展させることは、政府と国民の役目だ。競泳の朴泰桓は、人材を掘り出すための秀越性教育の正当性を改めて確認させてくれる。28位に止まったものの、1996年アトランタ五輪から北京五輪まで4度も五輪のマラソンに参加した李鳳柱(イ・ボンジュ、38)は、わが国民が尊敬するに値する粘り強さを見せてくれた。

日本早稲田大学の深川由起子教授は最近、韓国メディアへの寄稿文を通じ、「第2次世界大戦後、経済発展を競うスポーツがあるとしたら、韓国は強力な金メダル候補であるが、韓国はもう『先進国リーグ』へ移って競技をしなければならない」と書いた。深川教授は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が「建国60周年記念の挨拶」で韓国の未来戦略として提示した「低炭素、緑の成長」は新リーグの競技種目であるだけで、優勝戦略ではないと指摘し、勝負先は真似ではないオリジナリティ(創意性)、体格(国の大きさ)ではない生産性、新しい競技ルールに対する国民的な合意にあると強調した。まさに今回の北京五輪で韓国の選手団が見せてくれた競争力である。こうした競争力を社会の全ての分野に広げてこそ、大韓民国に先進国リーグに出場できる資格が与えられる。

李明博政府が昨日で発足6ヵ月目を迎えた。新しい4年6ヵ月に向けて走らなければならないスタートラインに立ち直すわけだ。大統領府は、「この半年は内外の厳しい状況の中で、暮らしの先進化を準備した期間だった」と自評した。しかし、1学期の成績はみすぼらしい。6ヵ月で著しい経済実績を期待していたわけではないが、果たして法治と信頼、国民統合と経済立て直しに欠かせないインフラを構築するため、どれほど努力したかは疑問である。

これからは北京五輪で活躍した韓国選手らの闘魂を見習って、国民みんなが一丸になって国の競争力を育て、先進化という金メダルを首にかけなければならない。