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キャンベルCSIS副所長「中朝関係、水面下では波立つ」

キャンベルCSIS副所長「中朝関係、水面下では波立つ」

Posted December. 06, 2006 06:57,   

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「現在の北朝鮮と中国の関係は水面では穏やかに見えるが、水面下では多くの不確実性の波が立っているような川にたとえることができる」

米国内の代表的な中道派シンクタンクである戦略国際問題研究所(CSIS)のカート・キャンベル副所長が4日、東亜(トンア)日報のインタビューに応じた。

国際安保専門家として、特に中国問題の権威者と評価されるキャンベル副所長は、「中国の公式の顔は北朝鮮を保護することだが、内心では中国と国際社会をあざ笑うような北朝鮮の態度に怒っている」と説明し、「北朝鮮の行動に大きな変化がなければ、中国は長く維持してきた北朝鮮政策を再検討するだろう」と述べた。

——先月、あるセミナーで「北朝鮮が中国を狙う核能力も持つ」と分析していたが…。

「北朝鮮は、多くの場所で脅威を感じている。北朝鮮の主な軍事力は、休戦ラインを越え、米国の同盟と日本を狙うが、水面下では中国との関係を憂慮し、中国に対しても抑止力を持つことを望むという意味だ」

キャンベル副所長は「北朝鮮は、核保有国になると決心したもようだ。放棄しようとしないだろう」と診断し、「北朝鮮が6者協議に戻ってくるとしても、根本的な進展は難しいだろう」と悲観論を説いた。

——最近の、そして、今後の韓米関係はどう見るか。

「韓米関係は低いレベルで、ある程度は安定した状態だ。現在韓米関係の最大の危機は、両国関係自体でなく、韓国の国内政治にある。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領のポジションと指導者として(韓半島問題を)どこに向かって舵を取るのか、窮極的な展望に対する不確実性が深まっている」

——低いレベルにおいてだが、韓米関係が安定したと言うと…。

「北朝鮮の核実験が、韓米関係の安定に役立った。ラムズフェルド国防長官の更迭も役立つだろう。彼は、韓米関係のためになる要素ではなかった。彼は、韓国を戦略的利益パートナーではなく、「やっかい者(pain in the ass)」と考えていたようだ。その点で、(戦時作戦統制権問題などをめぐり)盧大統領とラムズフェルド長官の志向点が一致したのは、偶然でありアイロニーだ。むろん、互いの動機は非常に異なるが…。いっぽう、ロバート・ゲイツ国防長官内定者は、韓国との緊密な関係が重要だという考えを持つ人物だと思われる」

——北朝鮮の核実験に対する関係国の対応を評価するなら…。

「韓国、米国、中国が、北朝鮮の核実験に対して一致したメッセージを送ることを見ていきたい。しかし、私が心配するのは、韓国政府が『核実験は不快な事だが、受け入れられないことではなく、一定のビジネスは平素のように続ける』というメッセージを送らないか、という点だ」



sechepa@donga.com