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漣川の洞窟を掘り、南侵用かどうか確認

Posted April. 12, 2006 02:59,   

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00年、北朝鮮の南侵用洞窟かどうかをめぐり論議が起こった京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)一帯の洞窟について、国家が直接土地を掘って実体を確認せよという裁判所の調整決定が下された。

ソウル中央地方裁判所民事92単独の郭相鉉(クァク・サンヒョン)判事は11日、京畿道漣川郡百鶴面(ペクハクミョン)一帯の洞窟の第一発見者である李氏が、1億ウォンの褒賞金を求めて3日に国家に対して起こした調整申請で、「国家は土地を掘って、洞窟が人工洞窟か自然洞窟か確認せよ」という強制調整の決定を下したことを明らかにした。

郭判事は、「褒賞金の支給を決定するには、洞窟が作られた背景が確認されなければならない」とし、「該当の地域が軍事保護地域であるだけに、国家が直接土地を掘って、洞窟の実体を確認する必要がある」と述べた。

強制調整は、裁判所の調停勧告案を受けた裁判の当事者たちが、2週間以内に裁判所に異議を申し立てなければ、調停勧告案に同意するものと見なし、訴訟を終わらせる調整制度だ。当事者たちが調停勧告案に異議を申し立てた場合、調整は成立せず、本案訴訟に移る。

京畿道漣川郡住民の李氏は、00年3月、村の野山で北朝鮮が掘った南侵用の洞窟を発見して放送局に情報を提供し、これを報道した番組が放映されたが、国防部は洞窟の実体を全面否定した。

李氏は03年4月、漣川の洞窟を認めるよう国家に対して訴訟を起こしたが、却下された。

李氏はその後も行政訴訟を起こしたが再び却下されたため、昨年、褒賞金の調整申請を出した。



wiseweb@donga.com