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鳥インフルエンザウィルス、全国8ヵ所で50件検出

鳥インフルエンザウィルス、全国8ヵ所で50件検出

Posted December. 19, 2005 03:04,   

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全国の渡り鳥渡来地と民統線地域で鳥インフルエンザ(AI)ウイルスが検出された。ほとんどのウィルスは鳥など家禽類の産卵率を落とす低病原性だが、一部は集団弊死の危険が大きい高病原性ウィルスに転移する可能性があるという。

18日、本紙が確認した農林部の「鳥インフルエンザ特別防疫推進現況」報告書によると、10月1日から12月11日まで、全国の24ヵ所の渡り鳥渡来地と民統線隣接地域で渡り鳥の排泄物3000余点を収拾調査した結果、8ヵ所で低病原性AIウィルス50件が検出された。

AIウイルスが検出された地域は、△京畿安山市(キョンギ・アンサンシ)始華(シファ)湖、坡州市炭縣面(パジュシ・タンヒョンミョン)、△江原鉄原郡(カンウォン・チョルウォングン)、固城郡(コソングン)の民統線地域と、△忠南瑞山市(チュンナム・ソサンシ)淺水(チョンス)湾、天安市(チョンアンシ)豊歳(プンセ)川△全北群山市(チョンブク・グンサンシ)錦(クム)江河口、△慶北亀尾市海平面(キョンブク・クミシ・ヘピョンミョン)、高霊郡茶山面(コリョングン・ダサンミョン)、△釜山沙下区(プサン・サハグ)乙淑(ウルスク)島だ。

始華湖で検出された8件のうち1件は、血清型がH5型で高病原性に準じる措置が求められるウイルスだ。世界の動物疾病を監視する国際獣疫事務局(OIE)のベルナール・バラー事務総長は最近、「H5とH7で始まるウィルスは危険性が高い」と警告した。

ソウル大学獣医学部の金善中(キム・ソンジュン、獣医学)教授は、「H5とH7型ウイルスは低病原性と判定されても、後に高病原性に変異を起こす可能性が高いだけに、政府はウイルスが発見されたことを公式に発表して、危険性を知らせなければならない」と述べた。実際、政府は04年末、光州(クァンジュ)内の鴨の農場で低病原性H5型ウイルスが発見された時、農場内の鴨を全部屠殺した。

農林部の当局者は10月初め、「AI特別防疫対策」を発表し、「ウイルスの類型が『H5N1』などである高病原性のAIと、H5やH7で始まる低病原性AIが検出されれば、検出の事実を公表する」と述べた。しかし、まだ始華湖一帯でH5型ウイルスが検出された事実を発表していない。

AIウイルスが一番多く発見された場所は民統線地域で、33件が検出された。AI多発国の中国との交流が頻繁な北朝鮮と隣接した地域にAIウイルスが多いという予想が事実として確認されたわけだ。

家禽類が低病原性AIウイルスに感染すれば、奇形の卵を産んだり産卵率が普段より10%ぐらい落ちるが、致死率は低い。

国立獣医学検疫院の金載弘(キム・ジェホン)疾病研究部長は、「AIウイルスは名称は同じでも多様な変種があるため、類型だけを見て危険の程度を把握するのは難しい」とし、「農家が自主的に家禽類が渡り鳥と接触しないように管理しなければならない」と説明した。



legman@donga.com