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「大企業に100%就職」大田電子デザイン高校の力

「大企業に100%就職」大田電子デザイン高校の力

Posted October. 25, 2005 07:25,   

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電子通信科・製品デザイン科など5つの学科を設けている大田市儒城区画岩洞(テジョンシ・ユソング・ファアムドン)北大田IC付近の大田電子デザイン高校(鄭淳奎校長)の正門には、毎年11月に「大企業に100%就職」というプラカードが掲げられる。

3年生の就職クラスの生徒108人のうち96人が、すでに就職が確定している。そのうち約80人は、LGフィリップスLCD(液晶表示ディスプレー)、三星(サムスン)電子、三星電気、韓国トロニクス、ハンソルLCDなど国内有数の大手企業に就職した。今年初めに卒業した就職クラスの生徒の場合、159人全員がこれら大手企業に就職している。

大手企業は人員をさらに要求したが、生徒が足りず、送ることができなかった。

「大手企業はどんな人材を望んでいるのだろうか。97年に開校した直後から、とても悩みました。正解は、当事者の大手企業が最もよく知っているだろう、との結論に至りました」。

鄭校長は、「ただちに姉妹提携した大手企業に教師を送り、それらの要求事項を綿密に把握した後、教育課程に反映した」と話した。

例えば、電子通信分野の企業では必須である半導体基板の設計技術は、大半の実業系高校で、教科課程にないとの理由から教えていない。だが、同校は数年前から生徒たちに必ず身につけさせるようにした。産業デザイン科の学生にも電子関連の科目を教える。デザインの業務に従事しても就職する企業の大半が電子会社だから、電子について詳しくなれば、「木ではなく、森まで見て」働けるようになるだろう、とのこと。

最近、三星電子への就職が確定した3年生の金ミソンさん(18・産業デザイン科)は、「うちの学校の生徒たちは、完ぺきに準備してから入社するので、別途に教育を受けなくてもすぐに業務に投入でき、会社に好まれているとの話を先輩から聞いている」と語った。

就職クラスの生徒を7月から「現場実習」の形で現場に投入し、会社に就職できるようにした「教科課程の二元化」運営も独特だ。鄭校長は03年、全国の実業系高校を対象に、「教科課程の二元化」運営に関する事例発表を行った。

優秀な生徒を就職クラスに誘導するための学校の努力も有効だった。

学校は、就職クラスと進学クラスに分ける前の2年第2学期と3年第1学期の時点で、それぞれ1回ずつ、卒業生がたくさん進出した大手企業に保護者を送り、見学させる。年俸1800万〜2500万ウォンの好条件で大手企業への就職が保障されるため、就職クラスの生徒の割合が全生徒の半分を上回る。

他の実業高校の場合、就職クラスの学生の割合が20%をやや上回るくらいだ。

同校の就職担当・黄俊弼(ファン・ジュンピル)教諭は、「就職する生徒にはっきりとした目標意識を与えるため、ひん繁に対話の時間を持つ」とし、「就職した卒業生の中には、社内大学などで勉強を続ける学生が少なくない」と話した。



mhjee@donga.com