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幹細胞移植の副作用チェック、IT結合が不可欠

幹細胞移植の副作用チェック、IT結合が不可欠

Posted September. 24, 2005 07:12,   

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黄禹錫(ファン・ウソク)教授は23日、「ITと結合しなければ、BTだけでは研究を実用化しにくい」と強調した。

世界的に名声を得ている黄教授の研究がITに出会うと、いったいどんなことが起きるのだろうか。

黄教授チームの研究テーマは、大きく分けて、幹細胞とクローン豚だ。二つとも難病治療に大きな役割を果たすことを期待されている。

幹細胞を利用した難病治療は、患者の体細胞遺伝子を適切に組み替えた後、複製して幹細胞を作ってから、すい膓細胞や兔疫細胞に分化させ患者に移植する方法だ。

クローン豚研究は患者に移植する臓器を生産するためのものだ。移植された臓器が患者の身体で免疫拒絶反応が起きないよう、豚の遺伝子を組み替えなければならない。

二つの研究はともに、人体に移植した後、副作用があるかどうかのチェックが非常に重要だ。このさいに必要な技術が、ほかならぬITだ。

黄教授は、「幹細胞や豚の臓器を移植した時、いつどんな副作用が生じるか、BTだけではわからない。超小型IT装備を身体の中に入れ、リアルタイムで健康状態をチェックしなければならない」と説明した。

超小型ロボットが血管を通じて治療部位まで移動し、幹細胞や豚の臓器が正常に作動するかどうかを確認し、その結果をリアルタイムで主治医に送るようになる。

主治医がロボットをリモート操作して、薬物の投与や切開などの治療を行うこともできる。

黄教授は、「ITとBTが結合すれば、幹細胞を利用し、遺伝性糖尿や後天性兔疫欠乏症(AIDS・エイズ)のような難病を治療できる方法が近い未来に登場するだろう」と確信する。

ITの大家である黄社長は、黄教授の展望に対し、「韓国は情報を保存する半導体と情報を伝達する通信技術が両方とも発達しており、有利だ。複雑なものは時間がかかるだろうが、基礎水準のインフラはすでに整っているので、近い未来に成功するだろう」と予想した。



smhong@donga.com wolfkim@donga.com