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[社説]仕事のない人の秋夕は悲しい

Posted September. 16, 2005 06:34,   

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秋夕(チュソク=旧暦8月15日)。しかし、失業者には秋夕がさらに悲しく感じられる。15日発表された8月の雇用統計によると、青年(15〜29歳)の失業者数は35万4000人だ。就職を準備している青年30万人余りは失業者統計から外されている。彼ら非経済活動人口を合わせた事実上の青年失業者は65万人を超す。青年失業率は7.4%ではなく、13%前後と見るべきだ。

8月の就業者は昨年同月に比べて46万5000人増えた。公式の失業率は3.6%で低い水準だ。しかし、雇用が不安定な日雇い労働者と8月に新しく生まれた求職断念者だけでも14万8000人を考慮に入れた実際の失業率は15%前後と推定される。8月の求職断念者はここ55ヵ月で最大規模である。

大きく見ると、職業もなく求職活動もしていない非経済活動人口が1474万人に上る。国家的に莫大な人的資源を活用できずにいるという意味だ。そのため、就業者が多くないのに失業率は低くなっているのである。15歳以上の生産可能人口のうち、どれほど多くの人が就職しているかを示す雇用率は、経済協力開発機構(OECD)30ヵ国の中で低いレベルの60%に過ぎない。女性の労働市場への参加が少なく、中高齢者が早期退職し、青少年層の就職が遅くなっているからだ。これは将来の国家競争力を低下させる要因でもある。このまま放置すれば、国家全体が痩せ衰えていくばかりだ。

多くの国で、政治成績は働き口の数で決まる。働き口を増やせば「政治をよくやった政権」で、逆であればほかの業績が多くても「政治がうまくできなかった政権」とみなされる。

国民は働く権利を持っており、国は雇用の増進に努めるべきだと憲法にも記されている。政界がいくら華やかな掛け声を掛けても、働き口をまともに創出できなければ、口先だけの空念仏に過ぎない。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権は果たして「就職できずにいる人の秋夕」を、共に心痛ましく思っているのか。