大邱市寿城区(テグシ・スソング)所在のシティーワールドサウナ施設ビルでの火災事故を調べている大邱市寿城警察署は4日、国立科学捜査研究所、消防本部などの6機関と合同で現場鑑識を行い、ビルの地下ボイラー室から4メートル離れた油タンク室で、爆発とともに火が出たものと推定している。
警察関係者は「内部で発生した油の蒸気(気体状態の油)などを外部に抜き取る油類排出管の溶接部分に隙間ができていたことから、そこから漏れ出した気体状態の油に原因不明の外部の火がついて爆発を起こしたものと考えられる」と話した。
警察は5日、火災現場についての2度目の精密鑑識を実施する予定だ。
一方、同火災による死亡者は5人、けが人は55人となった。
しかし、被災した5階建てのビルは最近、前の持ち主が再開発業者に所有権を売り渡す過程で火災保険が解約になり、補償を受けるのが難しく被害者の反発が予想される。
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