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財産関連税の増加速度 韓国、OECDで2番目のハイテンポ

財産関連税の増加速度 韓国、OECDで2番目のハイテンポ

Posted July. 21, 2005 03:05,   

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1990年代以降、韓国の財産関連税の増加速度が経済協力開発機構(OECD)に加入している30ヵ国中、英国に次いで2番目に高いことがわかった。

財産関連税が税収全体に占める割合は、韓国がOECDメンバー国の中でもっとも高い。

20日、韓国租税研究院によると、韓国の国内総生産(GDP)比財産関連税の割合は、02年に3.1%で、1990年(2.5%)比0.6ポイント、00年(2.9%)比0.2ポイント高まった。1980年(1.4%)に比べると2.2倍にのぼる。

財産関連税には、財産税、取得・登録税、相続・贈与税などの不動産関連税と証券取引税、都市計画税、共同施設税など、22の税目が含まれる。

OECDメンバー国のGDP比財産関連税金の割合は、1980年平均1.6%から1990年1.9%にあがった後、△00年2.0%、△02年1.9%と横ばいで推移している。

1990年代以後、財産関連税がもっとも速いスピードで増えた国は英国で、1990年2.9%から02年4.3%と、1.4ポイント上がった。フランスは、1990年2.7%から02年3.3%で、0.6ポイント上昇し、韓国なみの上昇率となった。

米国(3.0%→3.2%)とオーストラリア(2.6%→2.8%)は、それぞれ0.2ポイントずつ上昇している。日本は19990年と02年いずれも2.8%と、変わりがない。

全体租税に財産関連税の占める割合は、韓国が12.7%で最高だった。

租税研究院の関係者は、「1990年以後の住宅需要増から取得・登録税などの取引税を中心に、不動産関連税が大きく増えているものと見受けられる」と説明した。

これに対し、財政経済部は「OECDが集計する財産関連税には、不動産税に限らず、証券取引税などが含まれており、この統計だけで不動産税の水準を国際比較するのは無理だ」と語った。



higgledy@donga.com