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画像会議、実効性はあるのか

Posted March. 06, 2005 22:37,   

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03年4月22日。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、情報通信の日を迎え、電子画像システムで閣議を行なった。

金大中(キム・デジュン)政権時代の00年7月に83億ウォンの予算を投入して導入した画像会議システムを利用して会議を開くことは、参加政府になってこの日が2回目。1回目は17日の次官会議だった。

しかし、会議が終わる頃、一部の長官が不満をもらした。K長官は、「映像で会議をするので理解がよくできない。」また他のK長官は、「1ヵ月に1度にしても、直接集まって会議をしよう」と提案した。

長官たちの不満に、当時の趙永東(チョ・ヨンドン)国政広報処長が、「一堂に会して会議をしよう」と建議すると、盧大統領は、「画像会議は十分な対面会議を開いた後、事実確認や合意事項に関する履行点検の会議の際に開催するのがよい」と話した。

行政都市を忠清南道(チュンチョンナムド)のヨンギ—コンジュに建設した後、補完策として検討されている画像会議システムについて、十分な事前検討が必要だという指摘が出るのも、まさにこのような理由のためだ。

何よりも「討論共和国」を自任する参加政府が発足して、会議の時間はぐんと増え、顔を合わせて会議をしなければならない必要性は、それだけ高まった。

禹煕徹(ウ・ヒチョル)行政自治部議政課長は、「画像会議にすると、真剣さに欠け、討論がうまく進まない面がある」とし、「一部長官の場合、声がとても小さくてやっと聞こえる程度なので、画像会議にすると、よく聞こえない恐れがある」と話した。

このため、金大中政権時には次官会議17回、閣議9回を画像会議で行ったが、討論が増えた現政府になってからは、画像会議で閣議と次官会議がそれぞれ1回開かれただけだ。画像会議システムは、ソウル鍾路区世宗路(チョンノグ、セジョンロ)の政府中央庁舍と果川(クァチョン)庁舍、大田(テジョン)庁舍の3ヵ所に設置されているが、大統領府にはまだシステムさえない。

ハンナラ党の全在姫(チョン・ジェヒ)議員は、「画像会議システムが導入された00年7月から05年2月まで、画像会議で開かれた閣議が260回のうち10回、次官会議が238回のうち18回にとどまったのは、画像会議の非效率性を端的に表わす」と指摘した。



崔永海 河宗大 yhchoi65@donga.com orionha@donga.com