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起亜車 労組に一定枠割り当てるなど構造的な採用不正

起亜車 労組に一定枠割り当てるなど構造的な採用不正

Posted January. 21, 2005 23:15,   

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起亜(キア)自動車の光州(クァンジュ)工場が生産契約職労働者を採用する際に、労組に一定人員を割り当てており、一部の労組幹部はこの見返りとして採用謝礼金を受け取るなど、構造的な採用不正があったことが20日浮き彫りになった。

これを受け、光州地検は今回の事件が会社と労組が絡み合った大規模な就業不正である可能性が高いと見て、検事6人と捜査官12人で「捜査専従班」を構成し、全面捜査に乗り出した。

検察は同日午後光州西区(ソク)ネバン洞の起亜自動車の光州工場の人事、労務、総務チームの事務室に対する抜き打ち押収捜索を行い、昨年の入社書類などを押収した。

起亜自動車は、光州工場以外に京畿道華城(キョンギト・ファソン)工場(華城市)と所下里(ソハリ)工場(光明市・クァンミョンシ)でも採用不正があったものとみて、これらの事業場に対しても手厳しい監査を行う方針だ。

採用不正と関連して、最近電撃的に更迭された光州工場長の金氏(56)は「円満な労使関係のため、従業員の採用の際に労組が推薦権を行使できるようにしている」と容疑を認めながらも「ところが、採用過程で金品授受があったことは知らなかった」と主張した。

起亜自動車は、数年間入社志願書に「推薦者」欄を設け、社側が労組側の人事介入を幇助・黙認したという指摘も出ている。

現代(ヒョンデ)起亜自動車グループの幹部は「不適格者の採用などに対する社内の通報が相次ぎ、11月末光州工場に対して特別監査にかかった。尹国鎭(ユン・グクチン)元社長が、同月はじめ退いたのも、実は採用不正への責任が問われてのことだ」と明らかにした。