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[社説]北朝鮮核問題、平和的・外交的解決を支持する

[社説]北朝鮮核問題、平和的・外交的解決を支持する

Posted November. 21, 2004 22:39,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とブッシュ米大統領が、北朝鮮核問題を「6者協議の枠組みで平和的かつ外交的な方法」で解決することを約束した。アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席した日本、中国、ロシアの首脳も、盧大統領やブッシュ大統領と2国間会談を開き、異口同音に6者協議の意義を再確認した。ブッシュ大統領の再選後、高まった対北強硬政策への憂慮を払拭させ、6者協議の活力を活性化させる契機になるのは幸いである。

今回の韓米首脳会談の最も大きな特徴は、両国首脳が北朝鮮核問題解決のための強い意志を示したという点だ。盧大統領は、北朝鮮核問題の解決案を積極的に提案して、調整していくという意思をブッシュ大統領に伝えたという。ブッシュ大統領も北朝鮮核問題を「重要な問題(vital issue)」として扱う方針を明らかにした。

北朝鮮核問題が明るみになってからすでに2年が経った。時間が流れれば流れるほど、解決は難しくなる。韓米首脳が、北朝鮮核問題の解決に積極的に乗り出すという意志を表明しただけに、両国は具体的な解決案を作成して、6者協議が早期に再開されるようにしなければならない。韓米いずれも多様な政策を構想できるが、「6者協議を通じた平和的解決」という大原則を忘れてはならない。

米国に「我々の役割をする」と述べ、「言うべきこと」を言った政府は、北朝鮮にも相応の注文をすべきである。韓国、日本、中国、ロシアの首脳に会ったブッシュ大統領は、5ヵ国の首脳が金正日(キム・ジョンイル)総書記に送るメッセージは、「核兵器計画を放棄することだ」と言った。平和的解決を選んだが、目標は核廃棄という事実を北朝鮮に明確に伝える必要がある。南北対話と交流を、北朝鮮核問題解決に役に立つ方向で調節する戦略も駆使しなければならない。

北朝鮮は、韓米首脳会談の結果と5ヵ国首脳の声を重く受け止め、6者協議に出席しなければならない。会談への不反応は、ややもすると核放棄の意思がないと映る恐れがある。北朝鮮は、会談が長期間のこう着状態に陥れば、「平和的解決の意志」も弱まるという点を念頭に留めておくべきである。