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「6者協議枠内で米朝二国間協議を」米財団が勧告

「6者協議枠内で米朝二国間協議を」米財団が勧告

Posted November. 16, 2004 23:12,   

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「米国は、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の枠組みのなかででも、北朝鮮と直接交渉するように。北朝鮮の核放棄を検証し、その見返りとして安全の保障、エネルギーの提供、経済支援を行なうように。その過程に、アメとムチを組み合わせて使うように。米国の一方主義によって高まったアジアの反米感情を沈めるために努力するべきだ」。

米国の非営利・非政府機関「アジア財団」は15日「2004年・米国のアジアでの役割」という報告書を通じて、ブッシュ政府にこのように勧告した。この報告書は、アマコスト元米国務次官、ロイー元国務次官補、金瓊元(キム・ギョンウォン)社会科学院長など米国とアジアの中道的な立場を示す多数の専門家によって作成された。

報告書は「アジアの見解」という項目で、米朝2国間対話の必要性を指摘した。「金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮総書記のみが米国との交渉を妥結させることができるだけに、米国は北朝鮮と直接対話をしなければならない」と主張した。

しかし、ブッシュ政府が二国間協議に難色を示す点を考慮し「6者協議の枠組みのなかででも、直接対話するように」と提案した。続いて「米国の見解」という項目では、△北朝鮮の核問題をめぐる交渉の過程で、実現される可能性のある代案を作る△一方主義的な外交を自制するーーことを勧告した。

また、「最善の方策は、北朝鮮核開発計画の検証可能な放棄に向けた多国間交渉を続けながら、その見返りとして、北朝鮮の安全保障、米朝国交正常化、北朝鮮へのエネルギー支援などを約束すべき」だと主張した。報告書は、また「△北朝鮮の核を容認したり△政権交代を試みること−−などといった極端な状況は、交渉の過程で短所になる」とし「ニンジンとムチをうまく使用するように」と提案した。



金昇鍊 srkim@donga.com