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新安・晩才島の柱状節理、天然記念物指定へ

新安・晩才島の柱状節理、天然記念物指定へ

Posted April. 10, 2024 08:42,   

Updated April. 10, 2024 08:42

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バラエティ番組「三食ごはん」のロケ地として有名になった全羅南道新安郡(チョルラナムド・シンアングン)の晩才(マンジェ)島にある柱状節理が天然記念物に指定される。

文化財庁は9日、「新安・晩才島柱状節理」を国家指定文化財天然記念物に指定予告すると発表した。柱状節理は火山の噴火で出てきた溶岩が急激に冷えて多角形の石柱に固まったものをいう。現在済州島中文(チェジュド・チュンムン)の大浦(テポ)海岸柱状節理帯、慶州(キョンジュ)市の陽南(ヤンナム)柱状節理群など5ヵ所が天然記念物に指定されている。

晩才島の柱状節理は海岸絶壁沿いに連なる石柱が美しい光景を織りなすことで有名だ。また、火山が噴火する際に噴き出した火山灰などが固まって作られた凝灰岩が堆積した当時の温度を推定できる溶結組織が等しく観察され、研究の価値が高い。長い時間、波と風に削られて作られた海岸侵食地形とも調和しているという評価だ。

文化財庁は、「韓半島白亜紀の火山噴火やよび堆積環境を解釈する上で貴重な情報を提供するという意味で地質学的な価値が高い」と話した。文化財庁は予告期間の30日間にわたって意見を取りまとめ、文化財委員会の審議を経て、天然記念物に指定するかどうかを最終決定する予定だ。文化財庁は同日、高敞・文殊寺(コチャン・ムンスサ)の大雄殿(デウンジョン)と義城・孤雲寺(ウィソン・コウンサ)の駕雲楼(カウンル)など文化・歴史的価値の高い寺院建物2軒に対しても「宝物」指定を予告した。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com