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李康仁を代表メンバーに選出、黄善洪監督「チーム内の問題を早く解決し再び強くするかが重要」

李康仁を代表メンバーに選出、黄善洪監督「チーム内の問題を早く解決し再び強くするかが重要」

Posted March. 12, 2024 08:54,   

Updated March. 12, 2024 08:54

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先月のアジア杯で主将の孫興民(ソン・フンミン)と胸ぐらをつかむ争いをして非難を浴びた李康仁が、サッカー国家代表チームに再び選ばれた。韓国プロサッカーKリーグ1(1部リーグ)得点王を2度も獲得したチュ・ミンギュは、34歳の時に太極マークを初めてつけた。

臨時の代表監督を引き受けた黄善洪(ファン・ソンホン)氏は、タイとの2020~2026北中米W杯杯アジア2次予選2連戦(21、26日)のために招集する代表メンバーを11日発表したが、李康仁も含まれた。主将の孫興民を含め23人が代表メンバーに名を連ねた。

同日、黄監督は李康仁を再び代表に選ぶことに否定的な世論があることを意識したかのように、選出理由を先に説明した。黄監督は「2選手(孫興民と李康仁)と直接コミュニケーションを取り、話を聞いた。李康仁はサッカーファンと代表選手たちに謝罪したいとしている」とし、「孫興民も李康仁を抱いていくべきではないかという意見を示したので李康仁を選んだ」と話した。

黄監督はまた、「(李康仁に対する)国民世論が良くないということに共感する」としながらも、「李康仁を今回選ばずに次に進んだところで問題が解決するわけではない」とし、「チーム内の問題はどれだけ早く解決し、再び強くなるかが重要だ。決定は監督の私がする」と話した。黄監督は昨年の杭州アジア大会で代表監督として韓国の大会3連覇を達成したが、李康仁もアジア大会代表メンバーとしてプレーした。

鄭夢奎(チョン・モンギュ)大韓サッカー協会長は先月16日、ユルゲン・クリンスマン前代表監督の解任を発表する際で、孫興民と李康仁の争いについて触れ、「懲戒事由について色々な条項を調べたが、サッカー協会に所属する選手ではないので、代表に招集しない懲戒しかないと思う」とし、「今後、代表監督が選任されれば議論しなければならない」と話した。李康仁は結局「代表除外」という懲戒を避けた。


チュ・ミンギュは初めて代表入りした。1990年4月生まれのチュ・ミンギュは、韓国サッカー史上、A代表初招集の最年長を記録した。チュ・ミンギュが今月のタイ戦に出場すれば、代表チーム史上初出場の代表戦デビュー記録も残すことになる。黄監督は、「代表チームは常に最高の選手を選出して結果を出さなければならない」とし、「サッカーには色々な要素があるが、得点力はまた別の領域だ。Kリーグ1で3年間50ゴール以上を決めた選手はいないので、チュ・ミンギュの招集についてこれ以上説明する必要はないと思う」と話した。チュ・ミンギュは昨年までの3シーズン間、Kリーグ1で計56ゴールを決めており、2021年と2023年には得点王に輝いた。しかし、パウロ・ベント氏やクリンスマン氏ら外国人監督たちが代表チームを采配していた時は呼ばれなかった。DFイ・ミョンジェとMFチョン・ホヨンも代表メンバーに初めて選ばれた。

最近、所属するウルバーハンプトンの試合途中に太ももをケガした黄喜燦(ファン・ヒチャン)は、今回の代表メンバーに入らなかった。今季Kリーグ開幕後、勢いに乗ったパフォーマンスを見せつけ、先出が期待されていた李昇祐(イ・スンウ=水原FC)も黄監督の選択を受けることができなかった。23人の代表メンバーは18日に招集される。

キム・ジョンフン記者 hun@donga.com