コロナで国境封鎖の北朝鮮が１年ぶりに中国と貿易再開

北朝鮮が最近、中朝国境地域を中心に中国と制限的に物資交流を再開した。生活必需品が不足して不満がたまっている住民をなだめるため、公式には国境閉鎖状態を維持したまま「非公式」な形で交易に乗り出したものとみられる。北朝鮮はこれまで、新型コロナウイルスの感染拡大を恐れて１年以上国境を封鎖してきた。一部では、このような交易再開が１１日の中朝友好協力条約６０周年を控え、両国が協力体制を整えるシグナルだと受け止める見方も出ている。

２日、韓国政府筋によると、中朝貿易の拠点都市である中国遼寧省丹東市などを中心に先月末に一部の物資が行き交ったという。消息筋によると、交流はトラックなどを利用して陸路で非常に制限的なレベルで行われたという。


申晋宇 niceshin@donga.com