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天安艦兵士遺族、「大統領が北朝鮮の犯行と公式に発表せよ」

天安艦兵士遺族、「大統領が北朝鮮の犯行と公式に発表せよ」

Posted April. 07, 2021 07:23,   

Updated April. 07, 2021 07:23

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大統領直属の軍死亡事故真相究明委員会(真相委)が哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件の再調査の決定を覆したことで論議が起きている中、天安艦の遺族と生存者の代表が6日、大統領府を訪れて抗議した。大統領府関係者は記者会見で、「説明を聞いておらず、申し上げることはない」という態度を示した。

天安艦の艦長だったチェ・ウォンイル予備役大佐と天安艦遺族会会長のイ・ソンウ氏、故ミン・ピョンギ上士の兄のミン・グァンギ氏は6日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会うために大統領府を訪れたが、大統領府からは市民社会首席室行政官が出てきた。遺族たちは5日に、真相委と国防部を抗議訪問した。

遺族側は、大統領府側に文大統領との面談を求め、天安艦沈没が北朝鮮の犯行であることを文大統領が公式に発表することを望んでいることを伝えた。また、真相委が天安艦の再調査を覆したことに対する大統領府の謝罪も求めた。さらに、遺族側は、真相委が再調査を決定した経緯を調査し、李引籃(イ・インラム)委員長など真相委関係者の処罰を求めた。

大統領府側は、「真相委は独立機関なので大統領府は介入できない」、「大統領府は今回の件に関する報道機関の記事を見ているだけで、別途報告を受けたり内部調査をしていない」という趣旨の返答をしたという。


申圭鎭 newjin@donga.com