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「メジャーに弱い」ジョンソン、20アンダーで念願のマスターズ初優勝

「メジャーに弱い」ジョンソン、20アンダーで念願のマスターズ初優勝

Posted November. 17, 2020 09:20,   

Updated November. 17, 2020 09:20

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「子供の時からグリーンジャケットに着る夢を見た」

オーガスタナショナルGCでから車で1時間のところでゴルファーへの夢を見た少年がいた。プロゴルファーに成長した男は、自身の10度目のマスターズで念願のグリーンジャケットの袖を通した。7年間キャディーを務めている弟が隣で涙を拭いた。チャンピオンも感激の涙を流した。

男子ゴルフの世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(36=米国)が世界最高権威のメジャー戦、第84回マスターズ・トーナメントで優勝した。16日、米国ジョージア州オーガスタナショナルGC(パー72)で行われた最終戦で6バーディー、2ボギーでスコアを4つ伸ばし、通算20アンダー268で優勝者に贈られるグリーンジャケットに袖を通した。優勝賞金は207万ドル(約23億ウォン)。初のマスターズ優勝を果たし、大会最少ストローク記録も打ち立てた。以前の記録は1997年のタイガー・ウッズと2015年のジョーダン・スピースの18アンダー270だった。

今大会までにツアー通算23勝を挙げていたジョンソンは、とりわけメジャー戦とは縁がなかった。メジャー戦優勝は2016年6月の全米オープンが唯一だった。マスターズでは昨年の2位タイを含めて4大会連続でトップ10に入っただけだ。これまでのメジャー戦で54ホールまで首位を走っては、最終日に苦杯を喫しただけでも4度あった。

今年8月のPGA選手権でも3日目まではリードしていたが、4日目にコリン・モリカワに逆転負けした。4打差首位でスタートしたこの日も4番と5番で連続ボギーを叩き、一時は任成宰に1打差まで追われたが、13番から15番まで連続バーディーを奪い勝機を固め、変わった姿を見せた。先月は新型コロナウィルス検査で陽性反応を示し、自主隔離と治療で苦しい時間を過ごした。

大会の伝統に従って、ジョンソンは前年覇者で同大会5度優勝したウッズにグリーンジャケットを着せてもらった。ジョンソンは、「凄い!驚いた。グリーンジャケットを羽織る最高の方法だ」と喜んだ。


姜泓求 windup@donga.com