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米国務長官「北朝鮮の非核化を見る方式に変わりはない」、「核放棄ない」終戦宣言を事実上拒否

米国務長官「北朝鮮の非核化を見る方式に変わりはない」、「核放棄ない」終戦宣言を事実上拒否

Posted October. 23, 2020 08:27,   

Updated October. 23, 2020 08:27

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ポンペオ米国務長官は21日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が推進する韓半島終戦宣言が北朝鮮の非核化の過程に含まれるという米政府の立場を再度強調した。

ポンペオ氏は同日、国務省庁舎で行った記者会見で、「終戦宣言は北朝鮮の核放棄がなくても可能か」と問われ、「北朝鮮の非核化や北朝鮮住民のより明るい未来という点で、北朝鮮と韓国の状態を変える文書が含まれている問題を見つめる米国の方式に全く変わりはない」と答えた。韓半島の休戦状態を戦争終結に変える終戦宣言は、北朝鮮の非核化とは別に議論できる事案ではないという趣旨だ。

 

また、ポンペオ氏は、北朝鮮の対話復帰を再度求め、「私たちは世界平和と安定、北朝鮮住民のための重要で良い結果があると信じている」とし、「(交渉の)テーブルに戻り、最終的に韓国大統領が言及したことにつながる真剣な話し合いが始まることを願う」と話した。

 

こうした中、ポンペオ氏は25日から30日まで、インドとスリランカ、モルディブ、インドネシアを訪れると、国務省が明らかにした。ポンペオ氏は、エスパー国防長官と共にインド・ニューデリーで開かれる定例「2+2会談(外務・防衛閣僚会議)」を行う計画だ。動線で見ると、米国が推進する反中連帯の構築と共に「クアッド」(米国、日本、オーストラリア、インドの4ヵ国協力体)議論を本格化するものとみられる。 

ポンペオ氏は今月初め、韓国と日本を訪問しようとしたが、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに感染したことを理由に韓国訪問は取り消し、日本だけ訪れた。国務省は当時、訪韓計画がやむをえず延期になったとし、10月中にアジア地域の歴訪時に訪問する意向を外交部に伝えたという。しかし、今回も歴訪先から除外され、韓国に対する米国の関心が低下しているのではないかと指摘されている。

こうした中、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官とポンペオ氏は21、22日、2度電話会談を行い、韓米両国の懸案、世界的な事案などに対する協力について話し合ったと、外交部は伝えた。康氏は、ポンペオ氏の招待で近く米国を訪れ、韓米外相会談を行うと、外交部は明らかにした。韓東(ハントン)大学の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授は、「大統領選の局面で外交的突破口がないため、康長官が直接訪米することを決めたようだ」と指摘した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 チェ・ジソン記者 lightee@donga.com · aurinko@donga.com