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韓国戦争銃弾跡の漢江大橋がソウル市登録文化財第1号に

韓国戦争銃弾跡の漢江大橋がソウル市登録文化財第1号に

Posted September. 11, 2020 08:19,   

Updated September. 11, 2020 08:19

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漢江(ハンガン)大橋と普信閣(ポシンガク)前の地下鉄水準点、旧統計局庁舎がソウル市登録文化財に選ばれた。

ソウル市は、昨年末に実施された市道登録文化財制度に基づいて、既存にソウル未来遺産に選ばれた公共資産を対象に調査作業を行った結果、3件をソウル市登録文化財に登録したと、10日明らかにした。

市は、ソウルを代表して保存する価値がある近現代遺産を、ソウル未来遺産に指定して管理している。このうち、建設・製作・形成されてから50年が過ぎており、ソウルの歴史と文化、生活、経済、宗教などの各分野で保存と活用価値があると判断される遺産をソウル市登録文化財に指定することにした。ただ、国宝や宝物などの既存の指定文化財は除く。

ソウル市登録文化財の第1号は漢江大橋に決まった。漢江大橋は1917年に建てられ、漢江で最も古い歩道橋だ。韓国戦争当時の銃弾の跡が残っており、近現代歴史の生き証拠であると同時に、大韓民国橋技術の発展を計ることができるシンボルとして評価される。

第2号は、1970年に設置した普信閣前の地下鉄水準点だ。水準点は、地下鉄線路の深さとトンネルの高さ、駅舎の上下軸の高さを計ることができる基準として活用される。ソウル市は、1970年に地下鉄工事を開始する際、普信閣フェンスの中に直径7センチ、長さ12センチの真鍮釘が打ち込まれた花崗岩製の水準点を設置した。以降、道路が拡張され、普信閣が今の位置に移転したことにより、水準点も運ばれて起点としての役割は失ったが、水準点には、ソウル地下鉄1号線事業の出発点という象徴性が含まれている。

ソウル鍾路区慶雲洞(チョンノグ・キョンウンドン)の旧経済企画院統計局庁舎は、第3号の登録文化財に選ばれた。建築家・李喜泰(イ・ヒテ)氏が1959年に設計して1961年に完成した建物で、光復(日本植民地からの独立)後、現代建築の流れが分かる建築物として保存価値が高い。


朴昌圭 kyu@donga.com