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香港「雨傘」の元リーダー・黄之鋒氏、「香港国家安全法施行時、私は北京に収監されるだろう」

香港「雨傘」の元リーダー・黄之鋒氏、「香港国家安全法施行時、私は北京に収監されるだろう」

Posted June. 01, 2020 07:51,   

Updated June. 01, 2020 07:51

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「これまでは香港の監獄に収容されたが、(香港国家安全法が実施されれば)私は北京に収監されるだろう」

2014年9月の行政長官選挙などを求める香港反政府デモ「雨傘革命」を主導した黄之鋒(ジョシュア・ウォン)香港衆志秘書長(24)は先月29日、東亜(トンア)日報とのインタビューで、「過去には香港で中国の習近平国家主席を批判しても『表現の自由』で保護されたが、香港国家安全法の施行後は警官に逮捕され、拷問される恐れがある。最終的に香港ではなく中国で起訴されるだろう」とし、「この点が国家安全法による最大の変化だ」と懸念を示した。

香港国家安全法の制定方針の採択後、初めて韓国メディアのインタビューに応じた黄氏は、「国家安全法はデモ参加者だけでなく、ジャーナリストや市民団体、デモ指導者を狙っている。香港の自治は名ばかりになるだろう」と指摘した。また、「国家安全法後の香港の状況は、40年前の韓国光州(クァンジュ)の民主化運動の時よりも悪化するだろう」と懸念した。国家安全法の制定方針採択の翌日の先月29日、中国官営英字紙「グローバルタイムズ」は、黄氏や香港の反中メディア「蘋果日報」社主の黎慶寧氏、野党民主党の初代代表の李柱銘氏ら反中要人を逮捕の対象と目をつけている。

黄氏は、香港国家安全法に対する立場を表明しなかった韓国政府の態度を残念がった。黄氏は、「人権弁護士だった文在寅(ムン・ジェイン)大統領がなぜ沈黙するのか」とし、「韓国政府が利益を追求して人権を踏みにじってはならない」と主張した。

黄氏は、「来週、数百、数千人の香港市民が再び街頭に出て、『降参しない』というメッセージを世界に送る」とし、「40年前の光州のように韓国市民が香港を支持することを願う」と述べた。


北京=ソン・ヘラン特派員 saint@donga.com