トランプ氏、壁の設置をオバマ邸宅の塀に当て付ける

国境の壁の建設予算の配分問題による米連邦政府の一時業務停止（シャットダウン）が続いている中、ドナルド・トランプ米大統領がオバマ前大統領夫妻の邸宅の塀を取り上げた。米・メキシコの国境にもこのような壁が必要だと、壁の設置は正当だと主張した。

トランプ大統領は、シャットダウンの９日目である昨年１２月３０日、自分のツイッターに「オバマ夫婦が、ワシントンの邸宅を囲む１０フィート（約３メートル）の高さの塀を立てた」とし、「彼らの安全とセキュリティのために塀が必要であることに完全に同意する」と書いた。

さらに、「米国にも同じ塀が必要だ。少し大きめのバージョンで！」と付け加えた。国境の壁の設置問題で民主党と対立しながら、シャットダウンまで辞さなかったトランプ大統領が、オバマ前大統領夫妻の邸宅の塀まで言及しながら民主党を圧迫したのだ。

オバマ夫妻は２０１６年５月、退任後居住する目的で、ワシントン北西部のカロラマハイツにある約７６１平方メートル規模の大邸宅を賃借した。１年後、この家を購入し、セキュリティ強化のために塀を追加で立てた。


ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com