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ナショナルリーグ西地区と中地区で優勝決まらず…MLB史上初、同じ日に2試合のタイブレーク戦へ

ナショナルリーグ西地区と中地区で優勝決まらず…MLB史上初、同じ日に2試合のタイブレーク戦へ

Posted October. 02, 2018 08:42,   

Updated October. 02, 2018 08:42

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「最後まで行く」

メジャーリーグのナショナルリーグ西地区と中地区の2地区でレギュラーシーズンの162試合が終わった後も地区優勝が決まらない稀有な状況が生じた。

それぞれの地区1位のロサンゼルス・ドジャースとコロラド・ロッキーズ(ナ・リーグ西地区)、ミルウォーキー・ブルワーズ(同リーグ中地区)の4チームは2日、「シーズン163番目」のタイブレークで地区優勝を決める。2013年のテキサス・レンジャーズ対タンパベイ・レイズの試合以来で5年ぶりとなるが、同じ日に2試合のタイブレークはメジャーリーグ史上初めて。

韓国の野球ファンが最も注目しているのは柳賢振(リュ・ヒョンジン)が所属するドジャースと呉昇桓(オ・スンファン)のコロラドの地区シリーズに進出できるかどうかだ。両チームは1日に行われるレギュラーシーズン最終戦で、並んで勝利し同率(91勝71敗)首位となった。ドジャースはサンフランシスコ・ジャイアンツに15-0で、コロラドはワシントン・ナショナルズを12-0で制した。呉昇桓は同日、8回表の2死1、3塁の場面で登板し、3分の1を無失点に仕留めた。

2日の試合で勝敗がつけば、勝ったチームは地区首位として地区シリーズに直行し、敗れた側は中地区2位チームとワイルドカード決定戦(3日)を戦って地区シリーズ進出を争うことになる。柳賢振の出番は、ドジャースが地区シリーズに進出した後になりそうだ。

今のところ、ドジャースが多少有利だ。今季の対戦成績で12勝7敗とリードし、タイブレーク戦をホーム観客に応援されながら試合ができるからだ。だが、下手に勝負を予測するのは早い。両チームは、それぞれ今季に最高の活躍をした新星、ウォーカー・ビューラー(24=ドジャース)とヘルマン・マルケス(23=コロラド)の先発登板を予告した。ビューラーは、今季にコロラド戦に5度先発登板し、防御率2.60と好投したが、成績は1敗だけで勝ち星はつかなかった。むしろマルケスがドジャース戦に3度登板し2勝(防御率2.57)を挙げている。

隣近所のナ・リーグ中地区でもミルウォーキーブリュワーズ・とシカゴ・カブス(それぞれ95勝67敗)がタイブレーク戦で地区優勝を決めなければならない。レギュラーシーズンの最終戦を控えて首位に並んだ両チームは、1日の試合でミルウォーキーがデトロイト・タイガーズを11-0で、カブスがセントルイス・カージナルスを10-5で下して同率首位となり、地区優勝チームが決まらなかった。

地区シリーズに進出するチームの有利不利は、タイブレーク戦が終わった後に判明しそうだ。中地区優勝チームはナ・リーグの1番シードを得てワイルドカード決定戦の勝者と、西地区優勝チームは東地区優勝チームのアトランタ・ブレーブス(90勝72敗)と4日から地区シリーズを行う。ナ・リーグのポストシーズン進出チームの運命の日が訪れた。


金培中 wanted@donga.com