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「ハオ体」のコメント遊び・レトロ小物が人気

「ハオ体」のコメント遊び・レトロ小物が人気

Posted August. 31, 2018 08:21,   

Updated August. 31, 2018 08:21

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「『ラブ』がしたい」

19日、tvNのドラマ「ミスターサンシャイン(ミッション)」の視聴者が集まっているポータルサイトのチャットルーム。高愛新(コ・エシン、キム・テリ扮)のセリフを借用したあるネットユーザーの言葉に、「私もそうだね」「この世ではだめだね」などの書き込みがすぐに大量に掲載された。ドラマを放映する途中も、些細な雑談が続く。内容はまちまちだが、誰もがこの「ハオ(だね)体」を使う。

「ミッション」はこの日の第14話で、いよいよ視聴率15%(ニールセンコリア)を超えた。最も重要なターゲットとされる20~49歳の視聴率も平均9.3%で、同時間帯トップ。ドラマが人気を集めれば、ファン層ができるのは当然の事。ところが「ミッション」を楽しむ視聴者たちは何か独特だ。

「ハオ体」を使った書き込み遊びは、放送後も続く。登場人物のセリフを真似するだけでなく、大韓帝国時期の出来事、人物など、ドラマの中の背景に関する歴史のエピソードも登場する。

大韓帝国時代を背景にした史劇(日本の時代劇)だから、レトロ衣装と小物も人気を集めている。特に「開花期ルック」を求める消費者が増えている。オンラインショッピングモールや韓服レンタル専門店では、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を利用して「#キム・テリ韓服」「高愛新スタイル」などをPRする。鍾路区(チョンノグ)で韓服レンタル店を運営するパク・ミギョンさん(45)は、「中国などの外国人たちまでが『ミッション』スタイルの韓服を求めることが多い」と話した。白いシャツと韓服のチマ(スカート)をマッチングして普段着として着て、SNSに「キム・テリスタイルだ」と写真を掲載することもある。

インターネットコミュニティなどでは、工藤ひな(キム・ミンジョン)が付けて出てきたイヤリングやキム・テリヘアバンドのブランドを問い合わせる書き込みも多い。すべてドラマの中で、間接広告(PPL)に登場した商品だ。「『ミッション』のおかげで改良韓服を初めて買った」という感想文も少なくない。男性たちが頻繁に訪れるインターネットコミュニティには、キム・ヒソン(ピョン・ヨハン)が伸ばしたひげ状を真似するコツも共有する。オークションは、先月14日から1カ月間、螺鈿ネックレスや伝統財布などのレトロファッションと生活用品の販売量が、前年同期に比べて最大5倍に伸びたと発表した。

キム・ウンスク作家ならではの含みのある台詞を巡って、視聴者が様々な解釈を出すことも多くなった。例えば、先月22日の第6話で、ユージン(イ・ビョンホン)とク・ドンメ(ユ・ヨンソク)、キム・ヒソンが一緒にお酒を飲むシーンを巡って、「国際秩序を比喩的に喩えた」と解釈するふうである。


申圭鎭 newjin@donga.com