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三星、米家電トップ…6期連続のプレミアム王座

三星、米家電トップ…6期連続のプレミアム王座

Posted October. 31, 2017 09:29,   

Updated October. 31, 2017 09:34

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三星(サムスン)電子が、今年第3四半期(7〜9月)の米生活家電市場で市場シェアトップを守り、6期連続首位の記録を立てた。米市場は世界最大規模であるうえ、プレミアム中心となっており、ここでの首位は事実上グローバルトップを意味する。

30日、米市場調査会社「トラックライン」によると、三星電子は同期間19.3%の市場シェア(金額ベース)で首位を守った。第1〜第3四半期の累計では、前年同期比2.1ポイント伸びた18.9%を記録した。

特に最近、米ワールプールが、「三星電子が低価格攻勢で北米市場を食い込んでいる」とし、セーフガードを求めている中で出てきた記録であり、電子業界では意味があるという評価が出ている。電子業界の関係者は、「低価格戦略だけでは20%に迫る市場シェアを立てることができない」とし、「三星電子が洗濯機だけでなく、さまざまな分野でプレミアム戦略を掲げて、北米市場を攻略している証拠だ」と説明した。

品目別では、冷蔵庫と洗濯機がそれぞれシェアを伸ばしながら首位を保った。冷蔵庫は、2014年の13.7%から2015年は15.6%、昨年は19.6%、そして今年第3四半期は22.2%のシェアを記録した。特に米市場で好まれるプレミアム製品群である「フレンチドア冷蔵庫」(上部にある冷蔵室は左右に開き、下部には冷凍庫がある3ドア以上の大型冷蔵庫)品目では、「ファミリーハブ」「フードショーケース」の人気に力づけられて、今年第3四半期に初めて30%シェアの壁を越えた。

上位ブランド間のシェア競争が激しい洗濯機市場でも、三星電子は第3四半期は20%のシェアで、5期連続首位となった。レンジでは、プレミアム製品群であるダブルオーブン(上下に調理スペースを分けて、異なる温度で2つの料理を同時に作ることのできる製品)が28.8%のシェアで、前年同期比11.2ポイント成長して、初めてトップに入った。

一方、三星電子は今年、世界で4番目に研究開発(R&D)に多額を投資した上場企業にも選ばれた。30日、多国籍会計コンサルティング企業「プライスウォーターハウスクーパース(Pwc)」の子会社であるストラテジーアンド(Strategy&)が発表した「2017のグローバルイノベーション1000」と題した報告書によると、三星電子は今年127億2000万ドル(約14兆3000億ウォン)をR&Dに投入したと集計され、調査対象1000社のうち4位についた。

米アマゾンが160億9000万ドルで最も多く、続いてグーグルの親会社であるアルファベットが139億5000万ドル、半導体メーカー「インテル」が127億4000万ドルでその後を次いだ。「トップ3」に上がった会社はすべて米国企業だ。三星電子は、2013年から4年連続で2位となったが、今年は2ランク下がった。三星電子はトップ10企業の中では唯一のアジア企業である。

昨年首位だったドイツのフォルクスワーゲンは5位(121億5000万ドル)に下がり、昨年11位だったアップルは9位に上がった。この他、マイクロソフト(MS)とロシュ、メルク、アップル、ノバルティスなどが10位内に入った。

今回の調査で、上位100社の企業リストに含まれた韓国企業は、三星電子のほか、LG電子(48位)と現代(ヒョンデ)自動車(79位)、SKハイニックス(84位)の4つにとどまった。

R&D投資のほか、インタビュー調査の結果など、他の要因を反映した「10代の革新企業(10 Most Innovative Companies)」では、アルファベットが初めてアップル(2位)を抜いて首位に立った。三星電子は昨年と同じ6位を記録した。



金志炫 jhk85@donga.com