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バフェット氏、「トランプ大統領を非難することは私の任務ではない」

バフェット氏、「トランプ大統領を非難することは私の任務ではない」

Posted September. 01, 2017 07:49,   

Updated September. 01, 2017 07:58

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「大統領を非難することは私の任務ではありません。そうする必要もありません」

米国の著名投資家、ウォーレン・バフェット・バークシャー・ハザウェイ会長(87)が、最近のトランプ大統領に対する非難の隊列に参加するつもりはないという考えを明らかにした。昨年の大統領選で、トランプ氏のライバルだったヒラリー・クリントン元国務長官を支持したことを考えれば、思いがけない反応だ。

8月30日(現地時間)、バフェット氏はCNBCとのインタビューで、「事業と政治を分けたい」とし、このように明らかにした。そして、「私はクリントン氏のために動き、選挙資金を出し、票を入れた」とし、「クリントン氏が敗北した時、私も失望した」と語った。その一方で、「この国は(トランプ体制の下でも)前に進み続けるだろう」とし、「政府の機能がしっかり作動することが重要だ」と理由を明らかにした。

これに先立ち、トランプ氏は8月12日、バージニア州シャーロッツビルで流血事態を起こした白人至上主義者を強く非難せず、批判を受けた。米国のある企業の最高責任経営者(CEO)はこれを非難して大統領の助言組織のメンバーを辞任するなど、激しく反発した。バフェット氏は、彼らとは異なる道を行くと宣言したのだ。

この日87回目の誕生日を迎えたバフェット氏は、これまでに15人の大統領を経験した。歴代の米国大統領が45人なので、3分の1を経験したわけだ。フーバー大統領が辞任した時、バフェット氏は2歳の子供だったが、その後14人の大統領体制の下で株取引をした。バフェット氏は、「フーバー大統領の後にルーズベルト大統領が出た時、父は『彼が当選すれば世の中が終わってしまう』と言った。にもかかわらず私は株を買った」と振り返った。

投資市場で平常心を維持して流れを見抜く「オマハの賢人」と呼ばれるバフェット氏は、トランプ氏の経済成果については「クエスチョンマーク」を投じた。トランプ氏は当選当時、年間3%の経済成長を果たすと宣言したが、バフェット氏は「米経済が3%台の成長率を見せていることを体感できない」と指摘した。



金守蓮 sykim@donga.com