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ドジャースのターナー、全天候型打撃でチームの快進撃をけん引

ドジャースのターナー、全天候型打撃でチームの快進撃をけん引

Posted August. 17, 2017 10:49,   

Updated August. 17, 2017 11:03

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ロサンゼルス・ドジャースのジャスティン・ターナー(33=写真)が今シーズンに野球人生最高の日々を送っている。昨季に151試合で打率.275、27本塁打を記録しドジャースの中心打者になったターナーは、今シーズンも16日までに打率.347でナショナルリーグの打撃首位を走っている。

ターナーは、1988年以来29年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙うドジャース打線で「全天候型打撃」で活気を吹き込んでいる。「テーブルセッター」のクリス・テイラー(27)とコーリー・シーガー(24)、そしてルーキーで4番打者を務めるコディ・ベリンジャー(22)の間で3番で先発出場した。一発を必要とするところでは本塁打や長打を、前で流れが途切れたりベリンジャーで雰囲気をつないでいかなければならない状況では精巧な打撃で次につなぐ。16日のシカゴ・ホワイトソックス戦でも1-1だった8回裏に先頭打者として打席に立ち、大量得点の先陣を切る安打を放った。負傷でしばらく離脱し、本塁打は17本だが長打率は.571(全体10位)だ。出塁率も.436(2位)と高い。長打率とと出塁率を足したOPSは1.007(5位)。昨年の出塁率.339、長打率.493(OPS.832)と比較すると打席での集中力は大きく改善された。三振数も昨年は107個だったが、今年は38個と大きく減った。

ターナーは2013年にニューヨーク・メッツで86試合に出場し打率.280を記録し可能性を示したが、同12月に婚約者とドライブ―をする途中解雇の連絡を受けた。思いもよらなかった解雇で衝撃を受けたが、翌年にドジャースに移籍し、ホームプレートに近づいて投手のボールを引っ張るフォームにスイングを変えていら乱れた心を引き締めた。メッツの選択が間違っていることを証明しようと、攻守でハッスルプレーを厭わなかった。今シーズンのメッツ戦で24打数9安打に4本塁打、9打点を挙げ、しっかりと仕返している。ドージャスのデーブ・ロバーツ監督は最近、「刀を一生懸命に研ぐ作業労働者で、チームでは接着剤のような存在だ」と言い、ターナーの姿勢と精神力を高く評価した。

ターナーは、もはや人の良い髭もじゃオヤジではない。シーズンMVP候補に挙げられている。英国の世界的なシンがソングライターのアド・シランが最近、米国コンサートでターナーの10番ユニホームを着て登場するほど大きな人気を博している。韓国プロ野球でもナ・ジワン(KIA)、カン・ミンホ(ロッテ)、キム・テグン(NC)がターナーの「オープンスタンス」打撃フォームを真似している。



兪載泳 elegant@donga.com