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チーム内の本塁打、打点1位なのに…ミネソタ・朴炳鎬の開幕はトリプルA

チーム内の本塁打、打点1位なのに…ミネソタ・朴炳鎬の開幕はトリプルA

Posted April. 01, 2017 08:43,   

Updated April. 01, 2017 08:43

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ミネソタ・ツインズの朴炳鎬(パク・ビョンホ=31)の2年目の見通しは明るかった。

ウェーバー公示など曲折の末に招待選手としてスプリングキャンプに合流したが、自らの実力で価値を証明した。オープン戦19試合に出場し、打率.353、6本塁打、13打点を記録した。チーム内では最多本塁打と打点だ。とくに開幕戦の25人枠発表を控えては二日連続で決勝本塁打を放ち、25人枠入りの可能性を一段と高めた。

しかし球団は今度もそっぽを向けた。31日、ミネソタが発表した開幕戦25人枠に朴炳鎬の名前はなかった。朴炳鎬はマイナーリーグのトリプルAでシーズンを迎えることになった。

球団が発表した表向きの理由は「ブルペン陣強化」だった。実際、先発5番手候補に挙げられたアダルベルト・メヒアが最初の予想を裏切ってエントリーに名を連ねた。とは言え、朴炳鎬をエントリーから外したのは納得し難いという見方が出ている。31日のオープン戦に朴炳鎬に代わって指名打者で出場したロビー・グロスマのオープン戦成績(打率.238、3打点、本塁打無し)は朴炳鎬には大きく及ばないのに25人枠に入った。

グロスマンは球団が必要とする外野のバックアップ要員だが、彼の起用が朴炳鎬との打撃実力の差を埋めるほどのものかについては疑問の声が上がっている。地元でも理解できない判断と受け止められている所以だ。ミネソタの地元紙スター・トリビューンは朴炳鎬のマイナーリーグ行きを伝えながら、「どうかしている」(Crazy Stuff)と報じた。メジャーリーグの公式ホームページ、MLBドットコムもミネソタの25人枠発表を伝えるコーナーで朴炳鎬の話をトップで扱った。

朴炳鎬は、「苦々しい思いだが、落胆したりはしない。自分はここでやらなければならない仕事をしている。自分の目標は変わらない」と平常心を保とうと努めた。とは言え、今季の先行きが暗くなったことは自ら受け止めなければならない課題となった。



姜泓求 windup@donga.com