Go to contents

女子アイスホッケー代表、PS制して中国に初勝利 札幌AG

女子アイスホッケー代表、PS制して中国に初勝利 札幌AG

Posted February. 24, 2017 08:38,   

Updated February. 24, 2017 08:41

한국어

「東海の水と白頭山が乾いてすり減るまで…♪」

23日、札幌冬季アジア大会女子アイスホッケーの韓国対中国戦が終わった後、月寒体育館に愛国歌が鳴り響いた。ペナルティショット(PS)に持ち込まれた大接戦を制して、3-2で勝利した韓国女子代表選手たちは、静かに勝利を祝った。だがロッカールームに入ってからは、皆で抱き合って喜びの涙を流した。

アイスホッケーの国際大会では、試合終了後に勝利チームの国家が演奏される。韓国女子代表のために会場に愛国歌が鳴り響いたのは今回で2度目。選手たちは18日のタイとの第1戦を20-0で勝った後、初めて愛国歌を聞いた。しかし、中国の壁を越えてから聞く愛国歌とは比べられるものではない。

韓国女子アイスホッケーは、今大会までに中国と7回対戦して全敗した。2007年の長春アジア大会では0-20、2011年のアスタナ・アルマティ大会では0-10で大敗した。今大会でゴールを守ったゴーリー、シン・ソジョン(27)にとっては、だからこそ尚更特別な勝利だった。以前の2大会で1点も奪えず30失点を許したときのゴーリーだったからだ。

だが、ここ数年間見違えるほど成長したシン・ソジョンは、中国戦で終始好セーブを連発した。ペナルティショットも中国の10人目のショットまで阻み、勝利の主役となった。韓国女子アイスホッケー選手では初めてカナダ大学1部リーグでプレーした経験を持ち、昨年8月には韓国人では初めて米国アイスホッケーリーグ(NWHL)に進出した。

シン・ソジョンは、「大きな大会で毎回中国に大敗したが、今度初めて勝ててとても嬉しい」と話した。日本とカザフスタンに負けた韓国は、同日現在1勝1延長勝利2敗(勝ち点5)とし残り試合と関係なくメダル獲得は不可能だ。

だが、大学でピアノを専攻したハン・スジン、ショートトラック選手出身のコ・ヘジン、米国コロンビア大学医学部大学院生のパク・ウンジョン、カナダにアイスホッケー留学をしたパク・ジョンアなど「寄せ集め軍団」でチームを作って数年間で急成長した姿を見せ、来年開催の平昌(ピョンチャン)冬季五輪への期待を高めた。パク・ジョンアとパク・ウンジョンは同日、それぞれ1ピリオドと2ピリオドで同点ゴールを決めた。ペナルティショットで10番目のシューターを任されたパク・ジョンアは勝利を決めるゴールを決めた。



李憲宰 uni@donga.com