米国のトランプ大統領が9日(現地時間)、中国の習近平国家主席と就任後初めて電話会談をし、「『一つの中国』政策を尊重する」と明らかにした。また、米中首脳会談の開催も検討することで合意した。就任前の昨年12月2日、台湾の蔡英文総統と電話会談をするなど、中国を牽制するために「一つの中国」政策を利用するこれまでの対中政策の軌道修正であり、今後の米中関係進展の可能性に関心が集まっている。
ホワイトハウスは報道資料を出し、「トランプ大統領が習主席と長時間電話会談をし、習主席の要請によって『一つの中国』政策を尊重することで合意した」と明らかにした。また、「米中の高位関係者が様々な問題と両国の関心事について対話し、交渉することで一致した」と付け加えた。
トランプ氏は10日、アジアの首脳で初めて安倍晋三首相とホワイトハウスで首脳会談を行い、北朝鮮核問題など域内の安全保障状況や為替問題など通商問題について話し合った。
李承憲 ddr@donga.com · 徐永娥 sya@donga.com