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ソウル安全保障対話に中国政府関係者が初めて不参加、THHAD問題で反発か

ソウル安全保障対話に中国政府関係者が初めて不参加、THHAD問題で反発か

Posted September. 09, 2016 08:32,   

Updated September. 09, 2016 08:49

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朴槿恵(パク・クンへ)大統領は8日、国防部が主催する定例国際安全保障会議「ソウル安保対話2016」本会議の開幕式に送った映像メッセージで、「韓国政府は確固たる安保態勢のもとで国際社会と緊密に協力し、北朝鮮の核放棄を引き出す」と強調した。ソウルのウェスティン朝鮮ホテルで開かれた安保対話は、米国、ロシア、日本など34ヵ国と国連をはじめとする国際機関の外交安保当局者や民間の専門家300人余りが参加し、9日まで北朝鮮の核問題やサイバー脅威、テロリズムなどの安保懸案を議論する。今年5月の朴槿恵大統領の国賓訪問後、北朝鮮と外交関係を断絶したウガンダからも初めて次官級代表団が参加した。

韓民求(ハン・ミング)国防部長官は同日、会議場で行われた化学兵器禁止機関(OPCW)のアフメト・ウズムジュ事務総長との会談で、「北朝鮮が2500トンも保有する化学兵器をテロに使用する場合、核よりも致命的だ」とし、「北朝鮮の化学兵器は核と共に除去されなければならない」と強調した。

外交部の金烘均(キム・ホンギュン)韓半島平和交渉本部長とシーア米国防次官補(アジア太平洋政策担当)は、第1本会議で、「北朝鮮の非核化と国際協力」を主題に北朝鮮核問題の診断と対策を提示した。米カーネギー平和研究所のダグラス・パール所長と中国人民大学の時殷弘教授、日本国際大学国際関係学研究科の山口昇研究科長、ロシア世界経済国際関係研究所のヒョードル・ボイトロフスキー副所長が討論を行った。

中国は、2012年の第1回会議の時から国防当局者を派遣したが、今年は民間の専門家だけ出席した。中国当局者の不参加は、高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備決定に対する不満を示したもの受け止められている。



윤상호군사전문기자 ユン・サンホ軍事専門記者 ysh1005@donga.com