朴大統領は同日、国家安全保障会議(NSC)を開き、北朝鮮の脅威が高まっていることを説明し、「THAAD配備が政争化し、見直し要求にまで進んではいけない」とし、「国家と国民の生命を守るための避けられない選択に対して、私たちが分裂して社会混乱が加重されるなら、まさに北朝鮮の思うつぼだ」と指摘した。「あらゆる問題に不純勢力が加担しないようにすることが重要であり、彼らを徹底して除去しなければならない」とも述べた。
さらに、「閣僚と国家安保を担う人々は、透徹した使命感と国を守るという愛国心でこの問題を解決していかなければならない。非難を恐れて避けるのではなく、国民に詳細に説明して協力を求め、力を結集させなければならない」と注文した。
また、朴大統領は「最近、私も多くの非難と抵抗を受けているが、今この状況で大統領が動揺すれば国が不安になる」とし、「召命の時まで義に徹したことには非難を避けることなく、苦難にめげることなく堂々と所信を全うすることを願う」と述べた。THAAD配備と関連した発言中に出たメッセージだが、禹柄宇(ウ・ビョンウ)大統領民情首席秘書官に関する疑惑についても「動揺することはない」という考えを明らかにした。
장택동 チャン・テクトン記者 기자will71@donga.com