Go to contents

10周年を迎えた「大邱国際ミュージックフェスティバル」が大邱を盛り上げる

10周年を迎えた「大邱国際ミュージックフェスティバル」が大邱を盛り上げる

Posted May. 17, 2016 07:59,   

Updated May. 17, 2016 08:04

한국어
大邱(テグ)は公演の都市だ。

創作ミュージカルの名産地と言われている「大邱国際ミュージカルフェスティバル(DIMF=ディンプ)」が今年で開幕10周年を迎えた。地方都市でミュージカルフェスティバルが10年間続けられたことは異例といえる。

来月24日から7月11日までのディンプ期間中は、大邱市内の7つの公演会場で、国内外の大規模なミュージカルに出会うことができる。公式招待作5本、創作支援作5本、特別公演4本や大学生ミュージカル作品7本の計21本の作品が舞台に上がる。

べ・ソンヒョク・ディンプ執行委員長は16日、ソウル中区(チュング)にある韓国プレスセンターで行われた記者懇談会で、「2006年に初めてこのフェスティバルを始めた時、大邱ですら『ミュージカルで祭りを作るのが果たして可能だろうか』という否定的見方が多かった」とし、「この10年間を振り返れば、ディンプを通じて大邱産創作ミュージカルのレベルが高まり、大邱全体のミュージカルへの関心が高まったことを誇りに思う」と明らかにした。

1000席以上の公演会場が12カ所もある大邱は、地方都市の中では公演インフラが最もよく構築されているという評価を受けている。これを基盤に発足したディンプは、支援プログラムを通じた創作ミュージカルの活性に貢献している。「モビーディック」や「家族を求めて」、「バンジージャンプをする」などは、ディンプで初披露後、ソウルでの長期公演へとつながった作品だ。

今回のフェスティバルで注目に値する作品は、開幕作である「キューティ・ブロンド」や閉幕作である「マダム・ド・ポンパドゥール」だ。同名映画で有名な「キューティ・ブロンド」は2011年、英「ロレンス・オリビエ・アワーズ」で最高新作ミュージカル賞を受賞した作品であり、今回の公演では、英オーディションプログラム「Xファクター」出身の俳優であるルーシー・ジョンスが主人公となっている。金髪の美女「エル」が自分を振った彼氏の後を追って、米ハーバード大学に入学したことで繰り広げられるエピソードを愉快に描いた。

「マダム・ド・ポンパドゥール」は、スロバキアの新作ミュージカルだ。2014年にミュージカル「マタハリ」で、ディンプアワーズで主演女優賞を受賞した女優のシサ・スクルロブスカが、18世紀にフランス皇帝ルイ15世の寵愛を一身に受けた女性・ポンパドゥールの役を演じる。このほか、ロシア・モスクワにあるニキトスキー劇場の「ガンブリヌス」、中国上海音楽院出身らが制作した「海上、音」、韓国の「地球滅亡後30日」、「トゥーランドット」なども出会える。

創作支援事業では、朝鮮版サバイバル王妃オーディションというユニークな素材を扱った「朝鮮恋愛術師」、100年の伝統宗家のエピソードを描いた「味噌をつける日」、恋愛7年目の倦怠期カップルのハプニングを描いた「ウダンタンタン、恋愛記」などが、支援対象に選ばれた。



김정은기자 キム・ジョンウン記者 kimje@donga.com