大韓航空の新入社員180人など、役員や従業員200人余りが、10日と11日、砂漠化が進んでいるバガノールの荒れ地に植樹ボランティア活動を行った。バガノールは、周辺にある炭鉱の粉塵が野原を素通りして村に飛んでくるので、「防砂林」が切実だった。ここで2004年から13年間、植樹事業を行ってきた大韓(テハン)航空は、「グローバルプランティングプロジェクト」の一環として、モンゴルや中国砂漠に森をプレゼントしている。
突然吹いてきた雨風で体感温度が氷点下に下がった悪天候の中でも、大韓航空の職員たちやモンゴルの学生たちは、三々五々チームを組んで、苗木の植樹に熱中した。荒野に掘られた数万個のくぼみには、植えたての高さ1~2メートルの華奢な苗木が、雨風にさらされながら耐えている。自分の背丈ぐらいの苗木の間で、水を汲みながら忙しく動いていたハンガル・ジョルさん(16)は、「木々を植えながら地球を愛する気持ちをはぐくむことができるので嬉しい」と笑った。
大韓航空は今年、ポプラやノニレなど、1万株余りを始め、これまで44万平方メートルの土地に10数万本の木々を植えてきた。2013年からは地元出身の植林専門家を採用して、生長管理も引き続き行っている。昨年からはビタミンの原料に使われるチャチャルガンの木を植樹して、住民たちの収益にも役立っている。
신동진기자 シン・ドンジン記者 shine@donga.com