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日本地震が白頭山爆発に影響? 韓国地質資源研の幹部が可能性を否定

日本地震が白頭山爆発に影響? 韓国地質資源研の幹部が可能性を否定

Posted April. 21, 2016 07:24,   

Updated April. 21, 2016 07:33

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「14日と16日に起きた日本熊本地震と17日のエクアドル地震とは相関関係がありません。日本の地震が白頭山(ベクドゥサン)の爆発に及ぼす影響もないと思います」

韓国地質資源研究院のチ・ホンチョル地震研究センター長は20日、未来創造科学部で日本やエクアドルで起きた地震が、白頭山の火山に及ぼす影響について説明した。特に最近、北朝鮮の科学者たちが白頭山の地表下にマグマが存在することを解明したことで、日本の地震や北朝鮮の核実験が白頭山の爆発に影響を及ぼすのではないかという指摘に対し、チ・センター長は、「事実上、その可能性は極めて薄い」と一線を画した。

16日に発生した日本熊本地震が17日に起きたエクアドル地震に影響を及ぼせない理由として、チ・センター長は、「太平洋を挟んで、正反対側で起きた地震であるだけに、距離が遠く、数日間の短い期間で、その影響は伝わりにくい。地質学的構造からみても、二つの地震の間に関係がないと判断するのが学界の常識だ」と説明した。

日本の地震が韓半島に致命的影響を与えることも難しい。2005年、日本福岡地震の影響で、1年9ヵ月後に五臺山(オデサン)で地震が発生したが、その規模は4.8程度に止まった。チ・センター長は、「韓国の耐震設計基準は、震度6.5レベルであり、それ以下では大きな被害は起きない」としながら、「東側では日本が、西側では中国タンル断層が韓半島での地震発生を抑制する緩衝地帯の役割を果たしている」と付け加えた。

北朝鮮の核実験が白頭山の爆発に影響を与える可能性はないだろうか。チ・センター長は、「白頭山の『マグマ部屋』にマグマが詰まって、爆発するだけの圧力にまで高まるためには、1万5000年かかる」とし、「マグマがいっぱい詰まったとしても、北朝鮮の核実験場所と白頭山との間は距離が遠く、メガトン級の核実験でない限り、影響を与えるのは難しいだろう」と付け加えた。1月6日の北朝鮮の4回目の核実験の威力は6ktに止まった。



이우상동아사이언스기자 イ・ウサン東亜サイエンス記者 idol@donga.com