韓国国学振興院は同日、「朝鮮(チョセン)末期に義兵将として闘争した拓庵(チョクアム)・金道和(キム・ドファ)先生(1825~1912)の文集(拓庵集)木版1枚と、慶尚北道奉花郡(キョンサンブクド・ポンファグン)出身の儒学者だった葛川(カルチョン)・金熙周(キム・ヒジュ)先生(1760~1830)の文集(葛川集)木版1枚が寄託された」とし、「海外から寄託された初の儒教冊版だ」と明らかにした。
高麗(コリョ)時代の武臣政権を専攻にしたシュルツ教授は、韓国の歴史書を英語に訳して海外に紹介する、代表的な外国人韓国学者であり、イ所長は15年前からハワイ移民史を研究してきた。
儒教冊版は朝鮮時代の思想と学問が集約された文集の原型で、その精神的な価値と社会的な影響力が認められ、昨年10月ユネスコ記憶遺産に登録された。当時、拓庵集は全体ではなく、確保済みの19枚だけが登録され、保有していなかった葛川集は登録されなかった。韓国国学振興院は今後、寄託された儒教冊版を集め、さらなる登録を申請する計画だ。
조종엽기자 チョ・ジョンヨプ記者 jjj@donga.com